梅宮辰夫、十二指腸がんだった…すでに手術済みで自宅療養中
7日17時、俳優の梅宮辰夫が8日発売の週刊誌にて十二指腸がんと報道されることを受け、長女の梅宮アンナが会見。
そこで「十二指腸がん」と告知されたこと、そして手術を受けたことを明かした。
■現在は自宅療養中
今年6月に黄疸が出ており、病院で検査を受けたところ6月に「十二指腸乳頭がん」と判明。早期発見のため、ステージは1~2だったそう。
12時間にわたる外科的手術(十二指腸、胆のうなどの切除)を受け、2週間で退院し、現在は自宅療養中。
自分で料理を作るまで回復し、来週には釣りに行く予定だという。
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■今年に入ってから体調不良が続いていた
俳優や実業家・料理人として活躍している梅宮だが、過去にもがんに侵されたことがある。
1974年には睾丸腫瘍の診断を受け、がん細胞が肺まで転移。これを抗がん剤で治癒しているのだ。
しかし、そんな梅宮もすでに78歳。今年2月に肺炎にかかり、そこから8つの合併症になっていた…という衝撃の事実を6月にバラエティ番組で告白している。
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■辛坊治郎氏も罹患→克服
今回、梅宮が罹患した「十二指腸がん」は、過去にニュースキャスターの辛坊治郎も罹患・克服している。
2012年にがん検診で腫瘍が発見され、初期の段階で摘出。現在まで転移していない。
そんな「十二指腸がん」だが、国立がん研究センターでも「希少がん」として扱われるほど、患者数が少ないのだ。
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■十二指腸がんとは…医師に聞いてみた
しらべぇ編集部では、しらべぇライターで現役の内科医である青木マダガスカル先生に話を聞いた。
青木医師:十二指腸とは胃と小腸をつないでいる部分のことで、十二指腸がんの発生頻度は比較的まれとされています。症状は、はき気、食欲不振、体重減少、腹痛などです。
十二指腸乳頭とよばれる部位には胆管が開口しているので、ここが腫瘍によって閉塞した場合、黄疸が出現します。進行するまで症状がでにくいため、発見が遅れやすいがんといえます。
診断は、内視鏡で採取した組織にもとづいて決定されます。
早期がんでは、内視鏡による粘膜切除で済むこともありますが、まずまず広がっていた場合、膵頭十二指腸切除術という大掛かりな術式になります。手術が困難と判断されれば、抗癌剤による治療を行います。
食欲が落ち、体重も10キロほど減っているが、今後抗がん剤治療などは行わないそう。
「年末には一緒にテレビに出たいね」と話しているという梅宮親子。早く元気な姿を見たい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)