スマホ世代の問題点？人前で思い切り笑えない人は20代に多い

自分の笑った顔を好きになれない。あるいは「笑う」という行為が、どことなく恥ずかしい。理由はさまざまだが、人前で思い切り笑うことに抵抗を覚える人は少なからずいる。

教員を務めている50代の男性Kさんは「最近の生徒は全然笑わない」と言う。30年間の教師生活の中で、ここ数年、強く思うようになったのだとか。

そこで、しらべぇ編集部は全国20〜60代の男女1,376名に調査を実施。テーマは、人前で思い切り笑えるか、である。

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■若い人ほど顕著な傾向

まず、年代別に調査結果では…

若ければ若いほど、人前で思い切り笑うことに対して抵抗を覚える傾向にあるようだ。20代にあっては、約4人に1人という結果である。

若い人といえば「スマホ世代」と換言されることもある。では、スマホへの依存度と、今回のテーマは何か関係があるのだろうか。

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■スマホへの依存が一因？

スマホゲームに課金している人、していない人の別で調査結果を再確認してみる。

すると、スマホ課金をする人のほうが、人前で思い切り笑うのが苦手な傾向にあるよう。

ゲームアプリの台頭によって、スマホに依存する人が増加。その分、人付き合いの機会が減って、人前で思い切り笑うことに対しても、抵抗を覚えやすくなるのだろう。

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■笑えないアイドルファン

アイドルファンか否かで結果に差が生まれるかを調べてみると…

調査対象となったアイドルファンの約3割が、人前で思い切り笑えない傾向にあることが判明。アイドルへの依存も、このテーマと切り離すことができないようだ。

アイドルファンは、自分にない何かをアイドルに投影し満たされるという。彼らは、自分に欠けた「人前での笑顔」を、アイドルに見出しているのかもしれない。

人前で思い切り笑えないことを恥じる必要はないだろう。しかし、昔から言われているように、笑う門には福来たる、だ。

辛いときでも笑顔を絶やさないでいたら、何かいいことがあるかもしれない。

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（取材・文／しらべぇ編集部・倉木春太）
【調査概要】 方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2016年7月22日～2016年7月25日
対象：全国20代～60代の男女1,376名（有効回答数）