イジメには「闘争」ではなく「逃走」で勝負【溜池ゴローの子育てコラム】

コラム

2016/09/21 19:00

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前回ワシは、子供のような未成熟な人間たちが集まる社会では、「イジメ」はあって当たり前のつもりで親は対処した方が良いと述べた。

そして、そこから考えると、親は子供の就学前に……


①子供に「もしイジメられた場合、初っぱなに抵抗する」ということをシミュレーションさせること。

②もしも、子供がすでにイジメられていることを知った場合のことを考え、思いっきり「戦う」か「逃げる」かの覚悟をしておくこと。


……この二つを前もって考えておくことをオススメした。

①は前回、お話した通りなので、今回は②についてお話しする。

あくまでも、これはワシが勝手に思っていることなので、例えご意見がワシと食い違っていたとしても、それはそれということでお願いしたい。


 

■イジメがあったらどう対処する?

皆さんにお聞きしたい。もし、皆さんのお子さんが、ある日学校に行きたがらなくなった。よくよく聞いてみると、実は学校で死にたいくらいのイジメにあったことがわかったとする。その場合、皆さんなら、どうする?

きっと、人それぞれ色んな考えがあるだろう。例えば、「すぐに学校側に対処を求める」とか、「いじめを行う生徒の親にかけあう」とか、なかには「自分でなんとかさせる」とか……

だが、ワシが思う一番の良策は……「逃げる」ことである。

なぜなら、イジメられた側がイジメた側と「戦う」には、かなり不利な状況だからだ。

大抵、「イジメた側+その周辺」は、「イジメられた側」よりも多数である。そして、学校と教師にとって「イジメ」が発覚すること自体が自分の将来のマイナスになってしまう。


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■イジメた側が悪い

ワシは思う……イジメは、イジメを行った人間が悪いと。しかし、世の中には「イジメられる子にも問題がある」などという、あまりにもバカげた意見が出てしまうのは、上記の理由からだと推測している。

こういった「多数側の論理」や毛色の違うものを排除しようとするといった「村意識的な価値観」がある場所では、イジメは起りやすいと予想できるし、すでに浸透してしまった価値観を変えることは非常に難しいだろう。

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もし、自分の子供が死にたいくらいのイジメにあい続けていたということは、その場所が「多数側の論理」や「村意識的な価値観」がはびこっているということである。

なので、「戦う」ことを選び、その地域での価値観を変えることに力を注ぐよりも、「逃げる」ことを選び、それらの価値観が浸透した場所から子供を避難させたほうが効率が良いと、ワシは考える。


■子供の「新しい場所」をつくろう

ワシの勝手な意見を言わせてもらう。自分の子供にひどいイジメを行うような「村意識」や「多数の論理」が浸透している場所などは、いますぐに捨て去ってしまえばいい。

そんな場所にいつまでもしがみついていても、子供もそんなつまらん価値観しか持てない大人になる可能性が高くなってしまう。

それよりも、子供の新しい生活の場をまずは作ってやれば良い。そして、そこで再び生き始めれば良い。

ワシは、ローンで家は買わない。ワシが40歳のとき、そう決めたのだ。

40歳のときに、ワシは親になった。ワシの子供が生まれた瞬間、ワシは「こいつのためなら死ねる」と思った。

そして、こう考えた……やがてワシの子供が学校に行くようになったとき、もし、死にたくなるようなイジメにあった場合、すぐに一緒に逃げて引越せるように、家は買わないほうが良いかもしれないと。

もし、そんな状況が訪れたときに、家のローンが残ってて、引っ越しができず、子供の生活環境を帰ることができず、子供にとっての死にたい状況がずっと続いてしまったら……もし、最悪の事態が起ったら、ワシは悔やんでも悔やみきれないことが分かっている。

だから、ワシは、親同士があまり干渉しあわず、「多数の論理」と「村意識」の薄い場所で子供を育てることと、ローンで家を買わないことを決めたのだ。


あくまでも今回述べたことはワシなりの意見ではある。今回は以上。

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(文/溜池ゴロー


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