SNSの災害を疑似体験できるゲーム『炎上なう』がすごい!

2016/09/23 05:30


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SNS炎上は、もやは現代人にとっての「悪夢」である。ネットリテラシーが強く叫ばれている昨今、それでもTwitterなどでの炎上騒ぎはなくならない。

盗撮や人権侵害発言など、大火事のもととなる火種はいくつもある。だが火種だけでは、なかなか燃え上がらないというのも事実だ。早い話が、小さな火に風を送る誰かが必ず存在するのである。

そんな「SNS炎上」という現象を疑似体験できるスマホゲームがある。タイトルは『炎上なう』。まさに直球ど真ん中のタイトルだが、ネット社会の闇を見事に表現しているゲームでもある。


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■水をそそぐか、油をそそぐか

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このゲームの主人公は、『Tmitter』というSNSのユーザー。知人や後輩のTmitterアカウントの炎上を阻止するのがゲームの目的になっている。

だがやってみると、軟着陸エンディングよりも炎上拡散エンディングのほうが充実している。そして炎上して初めて「その人物の正体」というものが判明したりするのだが、詳細については割愛する。

たとえば、主人公の後輩のケンヤという青年は、常にTmitterで拡散するためのネタを探している。彼は以前投稿したつぶやきが5000RTを超え、どこか有頂天になっているのだ。

そんなケンヤを諌めるか、それともますます調子に乗せるかで結末が変わる。


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■ユーザーたちの「闇」

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ケンヤ編をクリアしたあとは、さらに4人のユーザーが控えている。

女子からカリスマ的支持を集めるイケメン、イラストを描くのが大好きな女子中学生など、現実世界にもいそうな人物がTmitterで何かをつぶやいている。

だが彼らは、ネット上では絶対に公開しない「何か」をひた隠しに。それを見過ごすか、それとも暴いてしまうか…。

もちろんこれはゲームだが、それでも一概に「ただのゲーム」とは割り切れないほどのリアリティがある。まさに現実を写している鏡のようで、その再現度はとても笑えるようなレベルではない。


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■あの人物も登場!

また、5人のユーザーのアカウントを炎上させたあとは、日本人の誰しもが知っている「あのお方」がTmitterに登場する。

その人物は最初から炎上の最中で、さらに生命の危機に遭っているようだ。この先の説明はネタバレになってしまうので、詳細希望の方はぜひゲームをプレイしていただきたい。

今年登場したスマホゲームの中で、この『炎上なう』は最も注目されるべきタイトルであることは間違いない。


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取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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