ミネラルウォーターと飲み比べ開催も「水道水飲まない」が3割超え
世界で蛇口から安全な水が飲めるのは、日本を含めごくわずか。しかし、ミネラルウォーターや家庭用浄水器が世間に浸透し「水道水は飲まない」と考えている人も少なくないようだ。
実際に、家の水道水をそのまま飲まない人はどれくらいいるのか。編集部では、全国の20~60代男女1,368人を対象に、水道水の飲用について調査を実施した。
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■水道水をそのまま飲まない 3人に1人
「家の水道水はそのまま飲まない」と回答した人は全体の34.2%。3人に1人は、飲まないこだわりを持っているようだ。男女別では、男性が29.4%。女性が39.1%である。
性別・年齢別で集計すると、男性は世代間に大きな差はない。しかし、女性は20代と30代で10ポイント以上の差があり、40代以降は少しずつ割合が下がっている。
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■愛知の水道水派優勢は変わらず
都道府県別に集計すると、水道水をそのまま飲まない人が少なかった都道府県は北海道と愛知県。逆に、多い都道府県は、埼玉県、京都府、兵庫県、福岡県。
しらべぇでは、愛知県がミネラルウォーターよりも水道水派だと紹介した。依然として、水道水派が多く存在している。
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■水道水vsミネラルウォーター 飲み比べイベント
東京都水道局では、6月から「東京水飲み比べキャンペーン」を実施中。水道水とミネラルウォーターを実際に飲んで水道水のおいしさを実感してもらうイベントだ。
取水制限の実施にともない、飲み比べを中止していたものの、制限解除により、キャンペーンも再開された。
東京都水道局主催の東京水(東京の水道水)飲み比べイベントに参加してきました!水道水とミネラルウォーターの味の違いがイマイチ分からなかったので実力不足を痛感しました。 #東京水飲み比べ pic.twitter.com/Na6sR6XbUz
— 大学のお水飲み比べサークル (@daigakuno_omizu) September 25, 2016
オフィシャルサイトでは結果報告も掲載されており、差が拮抗している。10月15日には東京タワーで開催。水道水の魅力を実感できる機会となっている。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1338名(有効回答数)