『松茸ごはんの素』どれが一番ウマい?「グリコ」「無印」「料亭」食べ比べ
9月も終盤に入り、じょじょに秋らしくなってきた。食欲の秋といえばやはりキノコの王様『松茸』を食べたいものだが、普通に買うと外国産でも数千円することがあり、庶民には手の届きづらい金額だ。
そんなときに役立つのが、スーパーやデパ地下などで売っている『松茸ごはんの素』。これを使えばリーズナブルに松茸ごはんを楽しむことができるので、秋になると買う人も多いだろう。
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■それぞれの素をレビュー
でも、松茸ごはんの素も種類が多く、どれが美味しいのか分からない。そこで4種類の松茸ごはんの素を購入し、それぞれ味の違いを比較してみたところ、なかなか面白い結果となったのでご紹介しよう。
比較した商品は、グリコ『特選炊き込み御膳 松茸ごはん』無印良品『松茸と鶏肉のごはん』金沢 浅田屋『松茸ご飯の素』の900円版と450円版の計4種類。
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①グリコ
まず食べてみたのは、グリコ『特選炊き込み御膳 松茸ごはん』。ほかが2合炊きなのに対しグリコだけ3合炊きで400円程度なので、リーズナブルさは圧倒的。
炊いてみたところ、松茸以外にも平茸やきくらげなどのきのこ類や、こんにゃくや油揚げ、にんじんなど具材の量がハンパじゃない。出汁も別添えなので、出汁のいい香りもたまらない!
気になるお味は、具材の量がとにかく多いため「松茸ごはん感」はやや低めだが、炊き込みごはんとしての完成度は高い。茶碗1杯100円未満で食べられることを考えると、満足度は最高だ。
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②無印良品
お次は無印良品『松茸と鶏肉のごはん』。こちらは2合炊きで税込450円と、一般的な価格。
炊きあがりを見ると、グリコの後だからか具材の量が少なく感じる…。
味はやや甘めで、女子にウケそうである。松茸ごはんというより鶏きのこ炊き込みごはんといった印象だ。
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③浅田屋(安いほう)
3個目は、金沢の料亭「浅田屋」の安いほうの素(右)。900円の高級ラインの半額だが、なぜか具材の種類はこちらのほうがにんじんだけ1種類多い。
また、炊飯時に米を水に30分浸漬しなければいけないのはやや面倒なところ…だが、炊きあがりの香りが段違い!
さすが料亭の出汁を使った商品である。
味はまさに「割烹でコース料理を味わったあとに出てくるシメの炊き込みごはん」といった感じの非常に上質なもの。松茸感も前の2種類と比べて高い。
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④浅田屋(高級ライン)
最後は、浅田屋の高級ラインの素を試食。具の種類は松茸と油揚げだけというシンプルなものだが、炊く前から松茸の量が多いことが分かる。
こちらも30分米を浸漬し、炊きあがりを待つ。炊飯が終わりジャーのフタを開けてみると…前の3種類が出汁の香りが強かったのに対し、これだけ松茸の香りがプンプンするぜぇーッ!!!
ご飯をひと口頬張るたびに、芳醇な松茸の香りが口いっぱいに広がる! 1人前300円ぐらいすることを考えても「松茸感がガンガン伝わるご飯」なので高いとは感じなかった。
■味は浅田屋、コスパはグリコ
結論としては、松茸ごはんを食べた気になったのは浅田屋の高級ラインのみ! コスパを考えるとグリコも素晴らしいが、松茸ご飯欲を満たしてくれるのは間違いなく浅田屋だけだろう。
無印良品以外は比較的どこのスーパーでも置いてあるぐらい有名な商品なので、松茸ご飯や炊き込みごはんを食べたい人はぜひ手に取ってみることをおススメする。
ちなみに浅田屋の高級ライン松茸ご飯の素は三越で購入したため、高級デパートかスーパーを探すと見つかりやすいぞ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)