過去世はあるのか?前世の記憶をもつ子供の5つの共通点
仏教やヒンドゥー教など、「輪廻転生」を信じている宗教や民族は世界でも少なくはない。子供が現世で知るはずもない言葉を発したり、急に怯えだしたりする事例は多く挙げられている。
アメリカのヴァージニア大学では、1960年代にイアン・スティーヴンソン博士が「子供と前世の関係」を研究し、その調査は2,300以上にも及んでいる。
調査結果によると、前世の記憶を持つ子どもたちには5つの共通点が見られることが判明した。
①非業の死を遂げている
事故死や戦死など、突然人生に終止符が打たれている場合が多いという。また、前世で自殺をしたと語った子もいたようだ。
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②男児が多い
いずれの文化圏でも、男児として生まれた子が多いという調査結果が出ている。
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③前世の人格が生前に生まれ変わりを予言、または母親となる女性の夢に現れる
アラスカに住むヴィクター・ヴィンセントという人物が、生前に「自分が死んだらおまえの息子として生まれ変わるつもりだ」と姪に語ったそう。
その後、ヴィクターは1974年に死亡。1年半後に姪は男児を出産した。その子は1歳半以降、ヴィクターしか知り得ない過去を語ったという。
他にも、生まれ変わりを助言させるような夢を、母親となる女性が見たりするようだ。
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④生まれた子供に母斑や先天性欠損が出現
先述の例で上げたヴィクターだが、死亡する前に姪に手術痕を見せ、「これと同じ場所にあざがあるから来世で見分けがつく」と発言したそうだ。
産まれた子供には、ヴィクターが見せた手術痕とまったく同じ部位に母斑を発見したという。
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⑤2〜3歳の頃から前世の記憶を話し始め、8歳頃に記憶が消失する
たとえば、子供が習ったことのないピアノがいきなり弾けて「昔習っていた」と語りだす。驚くべきことに、中には前世だったとされる場所の言語で歌を歌い出したという例もある。
ただ、だいたいの子は成長と共に忘れてしまうようだ。
ステイーヴンソン博士は、過去の記憶を持つ子供たちの調査結果に対しさまざまな仮説を立ててみたが、「生まれ変わり説」が妥当だと判断している。
まだまだ科学では解明できないことが世の中には溢れているということなのだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニートgoma)