無個性よりも変わり者?上司世代の男性から圧倒的支持が
周囲と合わせるのが美徳とされる日本では、あまり個性を出すと変人あつかいされる場合もある。ただ個性も使い方によっては、大きな武器になるのもたしかだ。
しらべぇ編集部が「人は無個性よりも変わっているほうがいい」と思うかどうかの調査を行ったところ、全体で44.9%もの人が変わっているほうがいいと回答。
■会社員の半数は個性重視って本当?
職業別でも、見てみよう。
まず専業主婦が一番少なく、3割を切る結果に。とくに子供がいる家庭なら、自分の息子や娘にはあまり無茶をせずに社会になじんで欲しいのが本音だろう。
また経営者/会社役員は、7割近くも個性が大切だと思っている。社会に影響を与えるアイデアは、個性がないとひらめかないと考えているのかも。成功者には、変わり者と呼ばれる人が多いからだ。
会社員で見てみると、半数近くも個性があるほうがいいと回答している。しかし「上司は保守的すぎる」など、自分の会社は個性なんて求めていないと感じている人も多いはずだ。
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■40代以上の男性は変わり者歓迎って本当?
年代別で見ても、不思議な部分が。
40代以上の男性では、半数を超える高い割合になっている。ただ先ほども触れたように、この年代が無個性よりも変わっている人を受け入れるとは思えない若者が多い。
「会社で長年の習慣でやっているようなムダな仕事があったので、上司に意見したんです。そしたら『ずっとやっていることを変えられるわけがない』って。しかもそれから『あいつは口ごたえが多い』と広められるし」(30代男性)
このような経験をした人にとっては、本当に個性を重視しているとが思えないようだ。しかし、上司側にも意見がある。
「自由にさせてあげたいと思うけど、上がうるさい。自分も若い頃はもっととがっていたかったのに、すっかりと会社の波に飲まれてしまった。『変わっているほうがいい』と思うのは、自分にない願望でしょう」(40代男性)
20代では、男性よりも女性が多くなっている。今後は女性が、個性のある人を受け入れる社会を築くのだろうか? 楽しみなところだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1,365名 (有効回答数)