将棋棋士・三浦弘行九段に「スマホ不正」疑惑 ファンは困惑
前代未聞の事態に、ファンは戸惑いを隠せない状況だ。
12日、日本将棋連盟が15日から開催予定の将棋竜王戦に挑戦者として対局予定だった三浦弘行九段が出場せず、挑決で敗れた丸山九段が出ることになったと発表。前代未聞の事態に、ファンは戸惑いを隠せない状況だ。
■対局時にスマホで検討か
将棋連盟の発表によると、三浦九段が対局の終盤に離席を繰り返していたこと、戻ってきた後に指した手がことごとくソフトの最善手と一致することから、スマホにインストールされたソフトで検討した疑いがあるという。
11日に本人に聞き取り調査をしたところ、当人が否定したうえ「疑念をもたれた状態では将棋を指せない。休場したい」と申し出。12日までに届けを提出するように指示したが、音沙汰がなかったため年内出場停止処分とし、竜王戦の挑戦権を事実上剥奪した。
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■本人は「濡衣」
13日の連盟会見では対局した5人の棋士から調査依頼があったことなどが明かされたが、明確な証拠はでていない。さらに本人は「やっていない、濡れ衣」と否定している。
将棋界はスマホなどの電子機器の持ち込みを制限する規則はなく、性善説をとっていた。最近になって電子機器のロッカー預かりと外出禁止を定める規則が制定されたばかり。