一発屋芸人はかわいそう?高年収の人だけ圧倒的な傾向が…
風のように現れ、風のようにいなくなる一発屋芸人と呼ばれる人々。そんな一発屋芸人たちの在り方を「かわいそうだと思う」人はどれくらいいるのだろうか。
しらべぇでは、全国20〜60代の男女1,365名に調査してみた。
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■一発屋芸人をかわいそうだと思うのは4人に1人
全体の4人に1人が、一発屋芸人をかわいそうだと思っていることがわかった。
一発屋芸人の特徴としては、つい真似したくなるようなフレーズなどが注目されることによって一気に広まることが多い。
しかし、流行りというものは永遠に続くものではないということをわかっているため、廃れてしまったあとのことを考えてしまうのだろう。
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■高年収の人は刹那的な高収入を哀れむ?
また年収別では、「一発屋芸人はかわいそうだと思う」という年収1,000万円以上の人は、54.1%にものぼることがわかった。
他の年収の人と比べても20ポイント以上も差がある。
一発屋芸人はその話題性と同時にメディアにも引っ張りだこになり、売れる前との月収が比べられるもの。
それを見ている年収1,000万円以上の人は、テレビなどで話される高収入は「一時的なもの」だと感じ、かわいそうだと思っているのかもしれない。
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■「PPAP」が話題に
今話題になっている動画といえば、芸人・古坂大魔王が一押しのピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」だ。ジャスティンビーバーが好きな動画とツイートしてからというもの、全世界に広がった。
その動画自体は約1分ほどであり、単純な言葉をただ繋げただけではあるのだが、そのシュールなリズム感などがウケて日本でも広まっている。
実際、PPAPの動画を観た60代男性に話を聞いてみると…
「テンポと間がいい。あの間は、他の人には真似できないかもね」(60代男性)
と、意外にも高評価だった。
ダンディ坂野やテツandトモは、営業で稼いでいるともテレビなどで話している。「テレビに出なくなる=一発屋」という概念なのであれば、前述の2組は一発屋で間違いないだろう。
しかし、それぞれの個性を活かし、テレビ意外の場所で芸人として続けられるということは、幸せなことではないだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・山吹彩野)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)