大阪で一番ヤバいとウワサの天ぷら屋『天麩羅天』が超ヤバい
江戸時代には「天下の台所」と呼ばれていたほど、多くのグルメが集まる街・大阪。
ふぐやたこやきなどさまざまな大阪グルメがあるが、とある大阪通の男性によると、いま『天ぷら』がアツいらしい。
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■大阪にヤバい天ぷら屋が
大阪で天ぷらというと、堺の魚市場にある『大吉』や、ミシュラン二つ星を獲得した『つちや』が有名だが、大阪通いわく
「そんなもんじゃないです。とにかくその天ぷら屋は『ヤバい』んです。何がヤバいのかは行ってみないと分からないんですが、大阪一ヤバいことは間違いないでしょう」
…とのこと。出川哲郎ばりにヤバいを連呼されて何がヤバいのか分からないので、さっそくそのヤバい天ぷら屋へ行ってみることにした。
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■さっそく行ってみると…
その店『天麩羅天』があるのは、大阪市営地下鉄都島駅から徒歩すぐの場所。外見はフツーの下町にありそうなオシャレ居酒屋風天ぷら屋だが…。
な、なんじゃこりゃー! やたらギラギラした内装で、アメリカのバーのような内装だ。店内がすでに超ヤバい。
店内の撮影を許可してくれたマスターが、キッチンからニュッと出てきた。
マスターはそこまで怪しくないが、あまり料理が上手そうな見た目ではないような…。
メニューがムチャクチャ豊富でどれを頼んだらいいのか分からないので、マスターにおまかせで注文してみる。
まず出てきたのは、豆腐に海苔、水菜、たくわんをのせ上品な出汁をかけたもの。豆腐も濃厚でウマい。
お通しが美味しかったので、天ぷらも期待できそう! どんなものが出てくるのかワクワクしながら待っていると、なんと『トマト』の天ぷらが出てきた。
しっかり目に揚げられたトマトの天ぷらは旨味が凝縮され、カリっとした食感が加わり激ンまーーーーい!
マヨネーズやざらめを付けて食べると味が変わり、1人で1個ペロッといけてしまった。
お次に出てきたのは、エビの天ぷらにマヨネーズとお好みソースをかけたもの。
ただ天つゆをソースに変えただけじゃ…と思いきや、さらなる展開が待っていた。
何かを準備するマスター。いったい何が待ってるんだ…!?
な、なんだってー!? いきなりエビ天を炙りだすマスター。めちゃめちゃいいソースの香りが店内に漂う…。
しあげにネギをかければ完成! 天ぷらを炙るなんてとんでもない! と思いきや香ばしさが激増し、美味しさが数倍にも跳ねあがる。
コレはムチャクチャウマい。
次に来たのは、なんと『焼きそば』の天ぷら。見た目は美味しそうだが、ソース味2連発はちょっと…。
と思いきや、ソースがぜんぜん違う! さきほどは甘いお好みソースだったが、こちらは辛口のどろソースを使っているため味がまったく異なるのだ!
さすが粉ものの本場大阪、こだわりようがハンパではない。
だいぶお腹いっぱいになってきたのでマスターに「シメで面白いのないですか?」と聞くと「ありますよ(ニッコリ)」と不敵な笑みで答えてくれた。
このマスター、天ぷらを食べて分かったがかなりヤバいスキルを持っているようだ。
数分後出てきたのは、つゆが敷かれた皿にのった謎の黒い天ぷら。えっ、おにぎり!? と思ったが、マスターいわく違うらしい。
どう見てもおにぎりにしか見えないのだが…。
はしを使い、おにぎりっぽい天ぷらを開けるマスター。
あれっ!?
中身はそばやないかーい! 天ぷらそばならぬ、そば天ぷらだった…これも大阪名物のボケなのだろうか。
仕上げにねぎをのせて完成。揚げたときに干からびないよう、豆腐で和えるのがポイントなのだとか。味は文句なしに激ウマだった。
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■ヤバいづくしの店だった
大阪で一番ヤバい天ぷら屋『天麩羅天』は
・店内がヤバい
・店主もヤバい
・味もヤバい(いい意味で)
という、ヤバいづくしの店であった。天ぷら好きもヤバい店好きも絶対大満足できる店なので、大阪へ行く際はぜひ訪れてみよう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)