「ハロウィン嫌い」は日本人の質に嘆き、時間の有効活用が好き
日本でも年々大きな盛りあがりを見せるハロウィン。クリスマスと同じように自宅を装飾したり、仮装パーティーに出かけたりする人も多いだろう。
しかし、最近では騒音や翌日のゴミの多さなど、マナーの悪さが問題になっている。
しらべぇ編集部は全国20〜60代の男女1,365名を対象に調査を実施し、結果にカイ二乗検定を使い有意差を判定。
ハロウィンイベントについてどんな印象を持っているのか、また、ハロウィンが嫌いな人の傾向も合わせて判明した。
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■ハロウィン嫌いは3人に1人
まず、「ハロウィンが嫌いだ」と回答したのは、全体の35.9%。3人に1人は新しい慣習に違和感があるようだ。
男性の割合は42.5%に対し、女性は男性よりも13ポイント低い29.2%。男女間で大きな差が判明した。
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■日本人の質に嘆く「ハロウィン嫌い」
さらに集計すると、「ここ数年で、日本人の質が変わってきたと思う」と回答した人の56%はハロウィンが嫌いと回答。
また「『ヤバい』を使って話す女性を恥ずかしく思う」と回答した人の6割がハロウィン嫌いと答えており、質の低下を嘆いている人に多いようだ。
海外の風習や伝統であるハロウィンに対し、日本で騒いで楽しむことは日本の質の低下につながると考える人に、理解できない人が少なくないと思われる。
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■「ハロウィン嫌い」は無駄な時間も嫌い
ほかにも、「スマホゲームは時間の無駄だと思う」「会議は無駄なものだと思う」「エレベーターを待つ時間はイライラする」と回答した人は、ハロウィン嫌いの割合が高い。
時間を有効に使いたい人にハロウィン嫌いが多く、当日の道の混雑などにマイナスイメージを持っているのかもしれない。
クリスマスやバレンタインデーが日本で根付いた歴史と比べれば、ハロウィンはまだこれから。若者が海外のカルチャーを積極的に取り入れつつも、嫌いな人たちも多い。
幅広く親しまれる行事になれるかどうか、マナーを守る国民の意識にかかっているだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1351名(有効回答数)