ホームレスが売る雑誌『ビッグイシュー日本版』に取材して分かった貧困の実情

ホームレスの自立支援のための活動を精力的に行っている。

2016/11/02 07:30


 


 

■ビッグイシューの優しさ

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このように金銭以外の部分でもホームレスの方へさまざまな自立支援を行っているビッグイシュー日本の「優しさ」は、事業以外の部分でも多く見受けられた。

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たとえば、新宿にある東京事務所は夕方になると仕事が終わった販売者たちの集いの場所となり、軽食として無料で食べられる『おにぎり』が置いてある。

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これは寄付で送られてくる米や食材を使ってボランティアや事務所の人が握ったもので、販売者や事務所へ相談に来た方たちのお腹を満たすためにあるのだという。


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■本当の自立のために

本当の自立を目指すためには、このように、心身の健康、人間関係の再構築、お金の使いかたや貯蓄の方法など、さまざまな面からのサポートが重要なのだそうだ。

確かにお金を手に入れても使い道や貯蓄の方法が分からないと、生活全体の立て直しができず、ホームレス状態から脱出するのは難しいかもしれない。

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ホームレスの自立支援のための活動を精力的に行っているビッグイシュー日本と、自立のために頑張ってビッグイシューを売っている販売者のためにも、見かけたらぜひ1冊買ってみてほしい。

内容もいま話題のセレブへのインタビューや、ちょっと笑える小ネタのコラムまで本当に盛りだくさん。きっと支援する喜びも、面白い雑誌を読む楽しさも味わえることだろう。


(文/しらべぇ編集部・熊田熊男

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