恵比寿『鮨たか』の寿司ランチが最強コスパ 12品1500円の出血価格
デートスポットとして有名な恵比寿ガーデンプレイス。
冬にはイルミネーションが飾られ、多くのカップルで賑わうが、一方でコーヒー一杯が800円程度するなど、なにかとお高い場所でもある。
そんな高級感にじみ出る場所で「贅沢寿司をかなり攻めた値段で提供する店がある」という話がしらべぇ編集部のもとに入ってきた。
これは気になる！ ということで駆けつけたのは38階にある『鮨たか』というお店。先月27日にグランドオープンしたばかりである。
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■奥行きと解放感のある店内
このお店は、90年の歴史を誇り、関東各地に店舗を持つ『下高井戸 旭鮨総本店』が展開する新業態。
長い歴史の中で培われた、本格的な江戸前寿司を気軽に味わえるのが魅力である。
店内を見渡すとシックな色使いで統一されており、安心感を与えてくれる。カウンターは9席なので早い者勝ちだ。
また、カウンターの背には個室があり、複数人で楽しむこともできる。リニューアルを記念したコンセプトは「Grand&casual（本物を本気で気軽に愉しむ贅沢）」。
それを体験できるよう、期間限定で特別ランチメニューが展開されている。
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■まるで宝石箱のようなお寿司
出てきた瞬間思わずその美しさに驚いた。大きなプレートに、11種のネタとフルーツが盛り付けられている。
その周りには、イチョウの葉や菊の花びら、稲穂。秋を感じさせてくれるものが添えられている。
・中トロ
口に入れるとスッと溶けていく。重たすぎないシャリと濃厚さがマッチしており、思わず目をつむってしまう。
金箔もまぶされ、まさに極上の一品。
・サーモン
女性人気の高いサーモンは、一般的に身や油から出る風香が大きな魅力だが、ここのサーモンは一味ちがう。
最後まで残していても楽に食べられるほど、さっぱりしているのだ。上にはレモンが乗っていて、女性なら絶対好きだと言い切れる一品である。
・ノドグロ
柔らかくうま味の強い「脂ののり」があり、上にはライムとこぶが乗っていて、絶妙なバランスの一品。
・タワーをイメージしたカルフォルニアロール
イメージはガーデンプレイスタワー。宝石のようにいくらがこぼれ落ちている。
シャリの外側には白ゴマがまぶされいて、口に入れるとパリッとした触感が心地よい一品だ。
このようにこだわりたっぷりなネタが12種類ものったこのプレート。驚くべきことに、1500円（税抜き）という安さだ。
これは安すぎはしないかと思い、取材班がお店の人に聞いてきたところ「ほとんど原価です」「赤字覚悟で提供しています」とのことだった。
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■こだわりは素材の味を壊さない「優しい握り方」
口の中に入れるとすぐに馴染む理由は握り方にもある。優しく、シャリを圧迫せず握るため、ふわっとした食感を残せるのだ。
そのため、ご飯の量も見た目ほど多くは感じない。写真を見て不安に思った人もいるかもしれないが、女性が1人で食べれる量なので安心してほしい。
また、新米ではなくあえて古米を使っているため、シャリがべちゃつかずお酢とよく馴染むそう。
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■洗練された板前の腕前
ベテランの板前が後輩の握る様子を見ていた。まさに修行中という感じである。
これはよくあるような光景ではあるが、この店の育成は他とは違う。
板前として育成していくに当たり、同社では社内で厳しい資格試験を行なっており、多くの試験を乗り越えようやく一人前になるということだ。
ところで、男性読者には悲しいお知らせだが、このランチプレートは1日15食の「女性限定」なのだ。
気になる提供期間は11月30日まで。気になる女性はぜひ行ってみよう。
【下高井戸旭鮨総本店 鮨たか】
住所 東京都渋谷区恵比寿4₋20₋3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 38F
営業時間 月～金 11：30～15：00 16：30～22：30
土・日・祝 11：30～22：30
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（取材・文／しらべぇ編集部・ガガ）
