迷っている時間がムダ?英会話「スクール選び難民」になる人も

ライフ

2016/12/03 06:30

(Ekaterina79/iStock/Thinkstock)
(Ekaterina79/iStock/Thinkstock)

昇進や転職の際に、あると有利なTOEICのハイスコアや英話でのコミュニケーションスキル。転職エージェントの中には、「同じキャリアでも英語力があるかどうかで、普通に100~200万円。

職種によっては300万円以上、紹介できる求人の年俸が変わる」という人もいるほど。

しらべぇ編集部が行った「子供のころの習い事が今に役立っているか?」という調査では、年収700~1000万円の約3人に1人が「役に立っている」と回答しており、その中にはヒアリングや発音の面で“小さい頃の方が、身につきやすい”と言われている、英会話も含まれているだろう。

子供のころの習い事

もちろん海外旅行のためなど、テキストを買って自力で身につける人も少なくない。

しかし、独学だけで習得するには相当がんばらないと難しい面もあり、「旅行で困らない程度の構文は身についたけど、それ以上はムリ」となった人が、次に訪れるのが英会話スクールだ。

昨今はSkypeやカフェでネイティブスピーカーと会話する手軽で低価格のものから、少人数制やマンツーマン授業など、英会話スクールの形態もさまざま。

かけられるお金によっても異なるが、選択肢が多いために「スクール選び難民になってしまった」という人も出てきている。



 

■外国人講師じゃないと

「大手スクールでアメリカ人講師に習おうと考えましたが、あちこち回ったけれど、なかなか自分のレベル・時間に合うところが見つかりませんでした。でもある教室で『日本人だけど帰国子女で、ネイティブと遜色ない先生がいるから、一度お話してみませんか』と提案されたんです。


実際に話してみると、自分の英語力も足らないところがあって、ニュアンスなど日本語のサポートがある方が安心で、“さまよっていた時間が、もったいなかった”と思っています」(30代・男性)


ある程度のレベルに達するまでは、英語だけで授業を受けるのも大変だ。外国人講師を売りにしているスクールが多いだけに、陥りがちな展開でもある。


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■相性にこだわりすぎて

「英語に限らないけど、相性の良い先生だと勉強も身につきやすいじゃないですか。会社と提携しているスクールではあるのですが、自分に合った先生を探して、いろんな曜日や校舎へ足を運んでいます。


でも“この先生だ!”という人には、まだ巡り会えなくて…割高になってしまうけど、別のスクールにも行くべきか、悩んでいるところです」(20代・女性)


確かに学習において先生との相性は影響するが、英語をコミュニケーションツールのひとつと考えると、常に相性のいい人と会話するわけではない。

本質的なことを考えると、多少“合わない”ところがある人に習うのも勉強のうちだと思うのだが…。


■体験レッスンのベテランに

「大概のスクールは、安く体験レッスンが受けられます。大手の体験レッスンは、ほぼほぼ網羅しましたね。ただどこへ行ったとしても、マンツーマンの場合は最初の10~15分くらいは自己紹介で終わっちゃいます。50分程度の授業ですから、その分は毎回“もったいないなぁ”と。


いい加減決めて、腰を据えて勉強したいと思ってはいるのですが、最近は何のためにスクール回りをしているのか、わからなくなってきています。(苦笑)」(30代・女性)


すでに1年以上、体験レッスン巡りをしているそうで、それだけでもスキルアップできそうな気がするが、「TOEICのスコアは、横ばい」とのこと。さすがに目的を見失うほど迷うのは、考えものかもしれない。

自分に合うスクール探しも大切だが、本当に大事なのは勉強に集中すること。さまようのはほどほどにして、まずは始めてみる方がよさそうだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名(有効回答数)