3DS版『スーパーマリオメーカー』ついに発売 さっそくプレイしてみた

2016/12/05 10:00

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(画像は任天堂公式サイトのスクリーンショット)

12月1日、ニンテンドー3DS版『スーパーマリオメーカー』が発売。

以前発売されたWii U版は、各方面に大きな影響をもたらした。ゲーム実況の世界では誰しもがこのソフトを取り上げ、有名人もオリジナルコースを配信している。

此度はそのポータブルバージョンが出たということもあり、発売前の評判は上々だった。しらべぇ取材班は、発売日にスーパーマリオメーカーを入手しプレイしてみた。



 

■「3DS版」ではあるが……

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このソフトは、3DS内蔵の『Mii』と連動。Miiとは任天堂ハード内におけるアバターのことだが、ここで自分の分身を作ってからプレイに臨む必要がある。

ここのところはWii Uと大きな差はない。ただ、3DS版スーパーマリオメーカーはその名に反して、3Dグラフィックには非対応だ。

そもそも3Dにするメリットが少ないソフトということもあるが、ユーザーの中には「3Dでは視力に影響が出る」という声も。

現に3D機能を省いた『ニンテンドー2DS』が、日本の市場に参入している。このあたりは、もしかしたら制作メーカーの配慮による結果かもしれない。


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■コースを投稿できない!?

Wii U版との互換性もあり、たとえばWii Uから投稿されたコースを3DSで遊ぶこともできる。

ところが、その逆はできない。3DS版は、オリジナルコースのインターネット投稿に対応していないのだ。

ではどうやってコースを拡散させるかというと、すれちがい通信やローカルプレイで他の3DSユーザーに配信するという仕組み。

この部分が、Wii U版と3DS版との最大の違いだろう。3DSユーザーにとって残念なのは、自慢のコースが地球の裏側まで拡散する可能性が極めて低いこと。これに対して、任天堂は新たな答えを用意しているのだろうか。

ただ、それ以外の項目に関してはWii Uの内容を概ね再現している印象で、コースの作成に関してとくに難儀することはない。タッチペンさえ紛失しなければ、思い通りのスーパーマリオブラザーズを作ることができる。


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■マリオは「歴史人物」

それにしても、マリオというキャラはすっかり現代史に刻まれてしまったようにも思える。

ファミリーコンピューターソフトとしての『スーパーマリオブラザーズ』が発売されたのは、1985年。

一般には「横スクロールアクションを定着させた」と言われているが、それ以上に「暴力描写のほとんどない(または、それを感じさせない)アクションゲームを確立した」功績がある。

だからこそ、マリオシリーズは幅広い世代に受け入れられた。逆に「人が人を殺すアクションゲーム」や「流血シーンがある作品」は、劇的な興奮を生み出すことができる分、それに拒否反応を示す人が多く現れる。

そうしたゲームが、マリオ以上の支持を一般大衆から集めることはまずない。

マリオはもはや、「近現代史の偉人」となったのだ。

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(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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