アートとして飾りたい「キリンラガー×ウォーホル」デザイン缶
アンディ・ウォーホルといえば、アメリカのポップアートの旗手であり、彼の作品は、死後30年近く経った今でも、新鮮さを失っていない。
クールでありながら、日常の何気ないアイテムを描いた作風は、私たちに「芸術は身近なものだ」と、常に感じさせてくれる。
そんな魅力的な彼の作品を用いた、「キリンラガービール アンディ・ウォーホルデザインパッケージ」が12月6日、キリンビールから数量限定で発売された。
今回の取組みに込めたメッセージなど、キリン株式会社の広報担当・鈴木雄介さんに話を聞いた。
■伝統・歴史があるからこその進化
――なぜ今、アンディ・ウォーホルだったのか?
「アンディ・ウォーホルは20世紀を代表する世界で最も有名なアーティストであり、既成概念やルールに縛られず常識を覆し続けたエネルギーみなぎるアーティストです。
『キリンラガービール』との共通点である、歴史と伝統がありながらも新しいことにチャレンジし“時代に流されずに支持され続けている”アーティストとして、今回は本企画に起用しました」
――単なるデザイン缶ではない、強いメッセージを感じるが、デザインのコンセプトは?
「『歴史があるからずっと古いまま変わらずにいる』のではなく、『歴史を重ねるごとに、新しいもの・ことと出会い進化していく』ことができる。
伝統・歴史がある『キリンラガービール』が進化する姿を見せることによって、世の中の『OLD』『NEW』への既存の考え方に対して問題提起をしていくことを示しています。
現代に向けたメッセージ『What’s “OLD”? What’s “NEW”?』を、キリンの創業ブランドである『キリンラガービール』と、時代に流されずに評価され続ける20世紀を代表する世界で最も有名なアーティスト『アンディ・ウォーホル』のアートの掛け合わせで表現した、遊び心のあるデザインを採用しました」
一方、消費者の反応はどうだろうか。
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■コンプリートしたくなる人が続出
今回のパッケージは8タイプあり、「全てのデザインをコンプリートしたい」といったツイートもみられる。
これはビール飲めなくても買いたくなる・・・! ― キリンビール: キリンラガービール アンディ・ウォーホルデザインパッケージ https://t.co/xq92boI3Bk
— 凍心 Touko (@kaunislumi_tou) October 30, 2016
https://twitter.com/itachaichai/status/806862911498915840
また、パーティーシーズンということもあり、手土産としてのニーズも高いようだ。
「持ち寄りの時に『自分で飲みたいものや、シェアしたいものを持って来て』というのが多いのですが、このデザインだとクールだし、話題にもなりそうでいいですよね」(30代・男性)
「友達と鍋パーティーをする時に、用意したい。ポップアートが好きなので2セット分コンプして、裏表を全部並べて部屋に飾りたいです」(20代・女性)
128年の歴史を持つロングセラーと、今なお色褪せないアンディ・ウォーホルのアートのコラボレーションは、年末年始の華やかなシーンにクールな彩りを添えてくれそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)