「USBメモリ所持者」は高収入?普段持ち歩くデジタルグッズを調査
近所で用事を済ませるなら財布などで充分。しかし、仕事やプライベートで外出するときには、気づいたら鞄が膨らんでしまう人も意外に多いかもしれない。
とくにスマホや携帯電話は必需品であり、ほかにも電車やバスの移動中に時間を潰すためなど、電子系の機器や付属品などのアイテムを厳選して持ち歩いているはず。
そこで、しらべぇ編集部では、調査を実施。スマホや携帯を除いた10種のアイテムをピックアップし、全国20代~60代の男女1,360名を対象に「普段持ち歩いている電子系機器」を複数回答で選んでもらった。
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■普段持ち歩いている電子系機器ランキング
10位は小型ラジオ。インターネット経由で、また、タイムシフトで聞くことができるサービス『radiko』があるため、スマホと別にラジオを持つ人はさらに少なくなりそうだ。
9位の携帯ゲーム機も、スマホが高性能でスマホゲームのバリエーションが増えてくると、不要と考える人が多くなるだろう。
8位のノートパソコンは、20代男女と30代男性で11.0%と高い。Wi-Fi回線の普及により、持ち歩く人が増加しているようだ。逆に30代以上の女性や50代以上の男性は1.5%前後とかなり低い。
7位はカメラ。60代男性の持ち歩く率は11.4%で10アイテム中1位。エリア別では東北と四国で所持率が高くなっている。
6位の充電器・コードはコンビニなどで手に入りやすいためか、あまり特徴的な差がなかった。
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■年収が高いほどUSBメモリ所持者率も高い
5位の予備バッテリーは、北海道民の所持率が15.1%と目立つ。広大な土地、移動時間が長くなりがちだとわかる。4位のタブレットは、ノートパソコンを持たない年齢層も所持率が増えている。
3位のUSBメモリは10アイテムのなかで一番男女差が大きい。男性は全年代10%前後だが、女性は20代を除いて所持率が極端に下がる。
また、公務員と年収1,000万以上のUSBメモリ所持率は2割を超え、年収が高いほど所持率も高い。
1位はヘッドホン・イヤホン。とくに20代男性の所持率は21.2%。
エリア別では都民や北関東の住民、職業別では会社員の所持率が高く、電車やバスで通勤している人の必需品と読み取れる。2位の携帯音楽プレーヤーも、所持者の傾向はイヤホンと大きく変わらない。
IT化が進む昨今、電話がカメラもネットも音楽プレーヤーもゲームもできるスマホになりかわり、意外と電子機器を持ち歩く人は少数派だった。
しかし、スマホでネットできるにもかかわらず、ノートパソコンやタブレット端末を持ち歩く人も多く、デジタル機器を外でも使いこなしたい人と持たない人の二極化がさらに進むことが予想できる。
また、ネット回線の速度や電池の性能が改善されれば、たとえば、ゴーグル型のディスプレイをつけた人が外を歩き回ることだって考えられる。
いままで考えられなかった新しい生活スタイルは、遠い未来ではないのだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1362名(有効回答数)