魚氷漬けスケートリンクの炎上受け 雪まつり「魚氷」も中止か?
さっぽろ雪まつりの名物である、「魚氷」。
福岡県にあるテーマパーク『スペースワールド』の「氷の水族館」の炎上を受け、来年の雪まつりからなくなるかもしれない。
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■「魚氷」とは?
「魚氷」とはその名の通り、氷の中を魚が泳いでいるように見える展示のこと。期間中、すすきの通りを歩くといくつも見られる。
公式ホームページでも、すすきの会場の告知文は
「毛がにや鮭を埋め込んだ氷彫刻や、氷彫刻会の選手によるコンクール作品など幻想的な氷像を展示」
と書かれているほどだ。透明な氷に浮かぶ魚は美しく、この展示のファンも多い。
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■中止を検討中
しかし、「すすきのアイスワールド」の実行委員会は、来年2月の雪まつりでの「魚氷」の中止を検討。
理由はやはり、魚を氷漬けにしたスケートリンクの炎上・閉鎖の余波を受けてとみられている。21日に開く会合にて、展示するか中止するのかの最終決定をするという。
これには、
「スケートリンクに埋めて踏むのと、展示は違うだろう」
「もう何十年もやってきたのに」
と、過剰反応では? という声が相次いでいる。
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■過去に「グロい」の声も…
実はこの「魚氷」、過去にも話題になったことがある。
2015年の雪まつりは、メインの石像が崩れて一部取り壊されるほどの悪天候。すすきのアイスワールドでも、期間中に12基の氷像を壊している。
「魚氷」も例外ではなく、写真で分かるように氷が解け、白く濁っている(本来は透明)。そのため気温上昇で氷が溶けてしまい、魚から血が出てきてしまったのだ。
この時はさすがに「グロい」「地獄みたい」といった声が上がっていた。これを見ると、確かにスケートリンクの件を連想するかもしれない。
しかし、適切な処理を行っているため、通常の天候であれば魚から流血することはない。この年が異例だったのだ。
できれば2017年のさっぽろ雪まつりでも、氷の中を泳ぐ魚の姿を見たいのだが…。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)