「新年の抱負」は9割が年末に忘れる 意味ナシ習慣の疑いも
2017年を迎えた。
この時期は、書き初めなどの伝統行事で「今年の抱負」を表明したり、周囲へ宣言することで気を引き締めている人も多いのでは?
しかし、そんな新年1発目の重要な「目標達成への宣言」を、はたして年末までどのくらいの人が記憶しているのだろうか。
■9割が忘れゆく…
しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1365名を対象に「新年の抱負、毎年、年末まで覚えているか?」調査を実施。
その結果、全体でわずか1割ほどしか記憶に留めていないことが明らかになった。
あくまで「抱負」は、心の中に持っている計画という意味合いであるため、目標設定が途中で変化することもあるだろう。
しかし、当初の自分自身の宣言を1割ほどの人しか記憶していないというのは、なんともせつない結果だ。
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■高年収は5人にひとりが覚えていた!
年収別に見てみると…
300万円未満の人に比べて、700〜1000万円以上の人は約10ポイント「抱負は記憶している」と回答。
新春から365日、自分自身へのひとつの誓い貫き記憶をしている姿勢が、結果的に仕事の成果に繋がり高年収になっている可能性も。
紙や電子端末に「抱負」を記録して目標がブレないように設定する人や、刻一刻と変化する自身の環境において、「あえて抱負は語らない」という人もいるはず。
新年の定番ともいえる「今年の抱負」。わずか1年のうちに多くの人が忘れていく事実をもとに「目標を立てるか否か」の参考にしてほしい。
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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月18日
対象:全国20代~60代の男女1,365名