「龍角散ドーピング指定」はデマ!誤情報まで拡散するネットの恐怖
「龍角散のど飴」シリーズがドーピング指定されたとするデマが広がっている。普段から利用する人が多い人気商品だけに、その拡散力はすさまじいようだ。
■デマ拡散のきっかけはSNS
1日より、日本卓球協会ドーピングコントロール委員会は新たにドーピング扱いとなる指定禁止物質に「ヒゲナミン」を加えた。そのため、ヒゲナミンが含まれる「南天」入りののど飴は使用禁止に。
しかし、この情報はSNSによって歪んで拡散されてしまい、南天を含まない「龍角散のど飴」もその対象であるという誤情報が広がってしまった。
ツイッターのトレンドや、大手まとめブログなどでも取り上げられる事態に。
ツイッターでは11日現在でもその誤情報は広がっている模様で、「龍角散がドーピングなんてショック…」「アスリートは舐められないのか」などのツイートが投稿されている。
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■改めてネットの怖さを感じる人も
龍角散は公式ツイッターにて「ヒゲナミンは一切含まれていません」という内容のツイートを更新した。
当社の「龍角散ののどすっきり飴」シリーズには「ヒゲナミン」は一切含まれておりませんのでご安心ください。https://t.co/r3X6Ol6Vmd#龍角散
— 龍角散 (@Ryukakusan_PR) 2017年1月11日
これを受け、ネット民からは「デマで良かった」と安心する声や、拡散力のあるネットへの恐怖の声があがっている。
龍角散のど飴がドーピング違反っうのはデマらしい
常用者のワイ、ホッとする・・・・・・っていうか、ネットこわーいぃぃぃぃぃ
— みやざわ (@37miyazawa) 2017年1月11日
デマ拡散
かくさんは龍角散だけにしとけ(ドヤ顔)— 村川梨衣@CV:そんせんなしごろも (@sonsennasigorom) 2016年5月30日
いまの龍角散のデマや、しばらく前だと軍艦や吉田沙保里なんかでも似た事例があったけれど、「逸話」を簡単に信じてしまう、あるいは拡散させてしまうという脆弱性はSNSの使い方の講習で教えるべきなんでしょうなあ。
— Kenroh YOSHIZAKI (@yobitz) 2017年1月11日
龍角散のドーピングはデマだってさ
SNSは良さも悪さもあるねー— 翰那 (@izu_kanna) 2017年1月11日
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■「浅田飴」は禁止物質に該当
「浅田飴」の公式ツイッターでは、医療品に該当する「固形浅田飴」や「浅田飴せきどめ」は、禁止物質が含まれるという内容の投稿を更新している。
医薬品である「固形浅田飴」には有効成分としてマオウエキス、「浅田飴せきどめ」にはdl-メチルエフェドリン塩酸塩を含み、気管支を拡げ、せきを鎮める作用がございます。
これらは禁止表国際基準の禁止物質に該当いたしますので、競技会ご参加の際はご注意くださいませ。— 浅田飴【公式】 (@seki_koe_nodo) 2017年1月11日
SNSは拡散力が強い一方で、エスパー伊東の「引退騒動」を含め、間違った情報が広まってしまう可能性が十分に考えられる。
リテラシーを身につけて、正しい情報を吸収するように心がけたい。
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