今夜ドラマ放送!タラレバ娘にならないためには?心理専門家が分析
1月18日22時から日本テレビ系で放送されるドラマ『東京タラレバ娘』。アラサー女性の心を粉々に打ち砕いたことで話題になった、東村アキコ先生原作のマンガが実写化される。
「タラレバ娘」とは、「あのとき、あ~だったら」「もっと、こ~してれば」とタラレバを繰り返す女性をさした言葉。
作中では、何の根拠もない妄想を膨らまし、愚痴って納得して自己完結する女性たちへの侮蔑の言葉として、タラレバ娘は使われる。
なぜ、人はタラレバ娘になってしまうのか。防ぐための対処法はあるのか。しらべぇ取材班は女性の恋愛心理に詳しい心理カウンセラー園絵氏に分析を依頼した。
■なぜタラレバ娘になってしまうのか
園絵:タラレバは、事実とは無関係の仮定の話として使われています。 なぜタラレバから逃れられないのでしょうか?
登場キャラたちは、自分の思い描いた理想の恋愛と相反する出来事の連続で、恋愛期待値が落ち込んでいる状況です。
なので、ほんの少しでもいいことがあれば、セロトニンが分泌されて大きな喜びを感じます。飢餓状態で食事を与えられるような状態です。
だから、盛大に空回ることが多く失敗してしまう。よって、現実から目をそらしたくてたまらなくなり、タラレバを繰り返してしまいます。
タラレバ娘たちの言動を「わかる!」と共感した時点で、あなたも『タラレバ娘』になっている可能性が高いでしょう。
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■タラレバ娘にならないためには
園絵:恋愛のシチュエーションで先読みして自分の理想を上げすぎないことが大切ですね。
心理用語で他人に認められたい、好かれたい欲求のことを『自己是認欲求』と呼びます。
欲求が強くなりすぎれば、自分の利益だけを追求しようとする『利己的』になりがちなので、注意が必要です。
自分の立場をまず楽観的ではなく、第三者目線で見直してみましょう。その上で、今起こっていることを現実的に考えるようにすれば、自然とタラレバ娘から脱却できるでしょう。
タラレバ娘の自覚のある人はドラマを見れば、客観的に自分を見直すきっかけになるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・モトタキ 取材協力:心理カウンセラー園絵)