「どこでもドア」にいくらまで出せる? ここでもデフレが大影響?
ドラえもんのひみつ道具でも人気のどこでもドア。あなたはいくらまで出しますか?
『ドラえもん』のひみつ道具の中でも、人気の高い「どこでもドア」。誰でも欲しい一品ではあるが、販売価格がいくらなら購入するのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20〜60代の男女1,378名に「どこでもドアの価格について」の調査を実施した。
「どこでもドア」が販売されても、半数近くの人は10万以下でないと購入しないと回答。あれほど便利なものでも高値で普及させるのがむずかしいとなると、デフレはかなり深刻である。
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■どこでもドアが破格の64万円!
1986年に発売された『ドラえもん道具カタログ』(中央公論新社)では、「どこでもドア」の価格は64万円と記載されている。
軽自動車よりも安い価格で、日本全国どころか宇宙まで移動時間ほぼなしで行けてしまうのだ。これほど便利な商品でも、10万円以下しか出せないと答えた人に話を聞いた。
「そこまで遠くに、行きたいところはない。都心だと近くなら電車で十分だし、一番の理由は収入にそれほど余裕がないことだけど…。しずかちゃんのお風呂よりもオトナなものは、ネット上にあふれてるし」(30代男性)
ネット上にある過激な動画よりも、大好きな女の子の入浴シーンのほうが魅力的なことを大人になると忘れてしまう。
ただお風呂をのぞく行為は、立派な犯罪だ。「どこでもドア」は、多くの規制が必要となるだろう。
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■どこでもドア購入にも収入格差が
同じデータを年収300万円未満と1,000万円以上で比べてみると、大きな意識の差が見られた。
年収300万円未満の人は、「どこでもドア」に10万円以下しか出せないと答えた人が半数以上の多い結果に。
「日々の暮らしで精一杯なので、『どこでもドア』のようなぜいたく品にお金を出す余裕はない」(20代女性)
しかし年収1,000万円以上の人では、「どこでもドア」に1,000万円以上出してもいいと考える人が3割もいるのだ。
「1,000万円は出せませんが、64万円ならローンを組んででも買いたいですね。交通費を考えると、すぐに元が取れそうな気がするし」(20代男性)
「カーシェアリング」ならぬ、「どこでもドアシェアリング」などの商売まで登場しそうだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)