話題の「麺なしラーメン」あの店ならダイエッターも腹ペコも満足

昨年から、ちょくちょく話題になる「麺なしラーメン」。麺なくして、果たしてラーメンと言えるのか？　といった議論を含めて、気になる人も多いのではないだろうか。

糖質ダイエットのブームによって、こうした商品を提供する店舗が話題化している面もあるが、かなり以前から「麺なしラーメン」を提供していたチェーンがある。

他の「麵なしラーメン」提供店と合わせて紹介されることも多い、長崎ちゃんぽん専門店のリンガーハットだ。

株式会社リンガーハット　広報チーム・三宅久美子さんに、「麵なしラーメン」のひとつ『野菜たっぷり食べるスープ』が生まれた背景などについて話を聞いた。

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■実はかなり前から

『野菜たっぷり食べるスープ』がメニューとなったのは、2015年4月10日。しかし、それ以前からリンガーハットでは、「麺なしちゃんぽん」が食べられたという。

三宅さん：「今日はお野菜がメインで食べたいわ」とか、「麺は少なくていい」などのお客様のお声に、個々の店舗でそれぞれ対応をしていました。

お客様アンケートでもそうしたご意見が上がっており、そんな声にお応えして野菜だけでも食べられる『野菜たっぷり食べるスープ』が商品化された流れですね。

スープには麺がないのでトロミをつけ、生姜ドレッシングでアクセントをつけました。塩味のスープもお選びいただけるほか、『野菜たっぷりちゃんぽん』同様に、お好みで生姜ドレッシング・柚子こしょうドレッシングをかけて、味の変化も楽しめますよ。

――やはり女性客からのオーダーが多い？

三宅さん：女性のお客様からの支持も高いですが、実は年齢問わず男性のお客様にも多く食べられているようです。大きくヒットしている『野菜たっぷりちゃんぽん』ほどではありませんが、幅広い層からの需要は感じます。

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■充実のヘルシーメニュー

――人気の『野菜たっぷりちゃんぽん』に加え、定番商品の減塩メニュー、『海藻めんと豆乳のヘルシーちゃんぽん』などヘルシーメニューが多いが、今のイチ押しは？

三宅さん：2月末まで『白菜たっぷりちゃんぽん』を季節メニューとして販売中です。旬を迎えた白菜を300gとふんだんに使用した一品で、柚子皮入りの白だしが白菜の甘みをさらに引きたて、北海道産大豆を使用した豆乳クリームがスープにコクとまろやかさを加えます。

『野菜たっぷりちゃんぽん』ファンの方がご注文されるほか、豆乳スープが女性に人気ですね。

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■糖質カットもアップも

糖質ダイエットやヘルシーメニューの話をしてきたが、同店の特徴はカロリーカットだけではない。むしろ、カロリーアップも可能なのだ。

三宅さん：2010年に麺の小麦を国産化してから、『長崎ちゃんぽん』の麺の増量を1.5倍・2倍まで無料としました。また、他にもプラス80円で8メニュー、麺の増量ができるんです。

リンガーハットではたくさんのお客様のご要望にお答えできるような商品を多く準備し、麺もさまざまなサイズを選べます。毎日工場から届く新鮮な野菜を食べられたい方にも、ぜひお越しいただきたいです。そして、糖質を気にする人だけじゃなく、腹ペコさんもぜひ！

ダイエット中は誰かと食事に行く際、お互いに気を使ってしまうことも多い。

しかし、糖質のカットもアップも自在に選べれば、痩せたい人とお腹いっぱい食べたい人が、一緒に食事を楽しめる。

気兼ねなく「麺なし」「麺増量」がオーダーできるように、さまざまなジャンルでこうした取り組みが増えることを期待したい。

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（取材・文／しらべぇ編集部・くはたみほ）