マダム熱狂!「銭湯で会える超美形アイドル」がブレイクの兆し
双子でタレント活動をしています、奈津子と亜希子です。
「銭湯で会えるアイドル」がマダムの心を鷲掴みにし、朝の情報番組『とくダネ!』や『ノンストップ!』、『モーニングショー』で次々と取り上げられているらしい。
そんなウワサを聞きつけ、さっそく彼らが見られるという「川越温泉湯遊ランド」に直行することに。会場では、平均50〜70代のマダムで大盛況。
皆さんペンライトを用意して口紅を塗り直し、お風呂で火照った髪をなでつけ「女性」の顔に変身中。
彼女たちが待ちわびているグループの正体はいかに…!?
画像をもっと見る
■突如ムード歌謡が…
照明が暗くなると、女性たちの歓声が残響となってこだまします。
ムード満点な照明に切り替わり、スーツを着た男性5人が登場。彼らこそ「親孝行」をコンセプトにしたアイドルグループ「純烈」さんです。
『スターライト札幌』という曲からスタート。
気になる方はPV映像もどうぞ。
マダム達の瞳はハートが映り込みます。ピンクレディーさんのような覚えやすい振り付けに、甘くムーディーな楽曲を歌い続け、時折はさむMCでは、
「もう40過ぎてますから身体がキツいんですよ…」
と、リーダーの酒井一圭さん(41歳)を中心に自虐ネタを用い、女性のツボをおさえた軽快なテンポでお客様イジり会場中は爆笑の渦に。
関連記事:フワちゃん、裸にオーラを感じた芸能人を熱弁も有吉猛ツッコミ 「オーラないだろ」
■足腰に効く体操も!
中盤、名曲『たそがれの銀座』のカバーを歌いはじめる際には、
「皆さんスタンドアップ!」
と、メンバーから掛け声がかかり、足腰に効きそうな「純烈オリジナル体操」を開始するではありませんかっ!
「右〜左〜ひねって伸ばす」といった動作を、おばさまも笑顔で楽しみ…
その後も、お客様のもとへ率先して握手に行くメンバー。
ミカンやお守りといった、マダム層ならではの差し入れが飛び交います。1時間のコンサートはあっという間に終了。
関連記事:九条ねぎ、バスタオルからのチラ見せショットに反響 「男心をわかってる」
■話を聞いてみた
「仮面ライダーシリーズ」や「スーパー戦隊シリーズ」に出演していた俳優を中心に、7年前にメジャーデビューを果たした「純烈」さん。
平均身長183センチと迫力が凄いです! 世にも珍しい「銭湯アイドル」という形態はどこからきたのでしょうか?
銭湯や健康ランド、キャバレーで歌うこともあると聞きますが、結成の経緯は?
「10年前、僕が右足を派手に骨折して40日間の入院を余儀なくされまして。毎晩、なぜか前川清さんが直立不動に歌う姿が夢に出てきたんです。
何度も出てくるから、これは『歌を歌え』って啓示されたのかなって…。白川と小田井を誘い『東京ダンディ』という前身のグループを作りました」(リーダー・酒井さん)
「僕は、その時期に田舎のファミレスでリーダーに口説かれて(笑)
結成してしばらくは、早朝から深夜までひたすらバイトに明け暮れる、がむしゃらな生活を送っていて。今こうしてステージに立てて本当に幸せで。
ファンの方々のなかには、『オカンの贈り物』みたいに、サランラップ10個や缶詰10個…といった生活に寄り添った贈り物をしてくれる人もいます」(振り付け担当・友井さん)
「僕はデビュー当時、東京理科大学の大学生だったのですが、サークルの先輩に誘われて、気がつけばメンバーの仲間入りをしてました。
応援してくださる方は、ハガキやFAX、電話の問い合わせなんかを駆使して僕らのことを積極的に広めてくれる。ありがたいです…」(後上さん)
しばらくは「ムード歌謡」という一ジャンルを拡販するルートも一切なく焦っていたというメンバー。
そんな時、営業先のキャバレーでテリー伊藤さんに見初められ、ラジオや『スッキリ!!』に登場することになったといいます。
「それからも何度かキャバレーでステージに立たせていただいて。
酔っ払った男性のお客様に物を胸元に投げつけられたり、まったく相手にされないことも多くて…。試行錯誤の末に『オカマキャラ担当』になったこともありました」(小田井さん)
その後は銭湯での営業も決まり、「オーディションのような気持ち」で臨んだという皆さん。
必死さが伝わり、女性客が銭湯の支配人に「また呼んであげれば?」と口利きをしてくれたり、畑の野菜や千羽鶴を差し入れしてくれるなど、じょじょに応援が増えたといいます。
昨年リリースしたシングル『幸福あそび』はオリコン演歌・歌謡ランキングで1位に。今や、イベントのたびに数百名の女性客が押しかけるなど、その勢いは止まりません。
今年の『紅白歌合戦』に出演すること、またNHKホールからその足で銭湯に向かい、カウントダウンライブをする、という彼ららしい今年の目標を掲げています。
着々と人気に火がつく彼らから、今後も目が離せません。
・合わせて読みたい→世界を席巻する“ぽちゃ子”ブーム! 野呂佳代が体型への考えを改めた日とは?
(取材・文/奈津子・亜希子)