すでに惰性になっている?過半数の女子が義理チョコ辞めたい
恒例行事のバレンタインが、今年も近づいてきた。早いところでは、この週末からバレンタインフェアを開催する百貨店も少なくない。
本命に贈る「正統派」以外にも、バレンタイン限定の特別なショコラを自分のために買ったり、仲良しの友達同士で贈り合う友チョコだったり、バレンタインのチョコレート需要の幅は広がっている。
しかし、こと数を用意するということに関して、圧倒的な負担感を伴うのは「義理チョコ」という、もはや文化にもなりつつある領域。
正直「もう辞めたい」と思っている女子も、多いのでは?
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の女性696名を対象に「義理チョコを辞めたいと思う」人の割合を調査した。
■30代以上は過半数超え
全体では半数を超える54.6%が「義理チョコを辞めたいと思う」と回答。
年代別で見てみると
最も低い20代でも40.9%、30代以上は過半数が「もう辞めたい」と考えていることがわかった。
未既婚で比較すると
やはり既婚者の方が「義理チョコ辞めたい」人が多く、60.2%。未婚であっても44.9%と、低い数字とは言い難い状態だ。
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■女子同士だけなら「楽しい」の声も
実際に「義理チョコを辞めたいと思う」女性たちの声を聞いた。
「本命のチョコレートを選んだり、自分や友達同士のためにあれこれチェックしたりするのは楽しいけど、義理チョコは『いかに安く、体裁を整えられるか?』なので、なんかワクワクしないんですよ。
会社では女性陣みんなで…って形になるから金額的な負担は少ないけど、まだ若手なので予算内で大量の義理チョコを選ぶのは私の仕事。後輩と一緒に『そろそろリサーチしなきゃだね』と、ため息をついています」(20代・女性)
「普段お世話になっている方への、『お礼』のひとつと考えています。ただ状況によって、この人にはあげて、あの人にはあげない…とか、できないじゃないですか?
その中で“正直あんまり、お世話になってないなぁ”という人にも公平に対応するのは、ちょっと納得できない気分になることも。こういうイベントだから、気軽に感謝の気持ちを示せる良さもあるけど、イベントになっちゃってるからこそ、『一律にやらなきゃいけない』感ありますよね」(30代・女性)
「社会人のおつき合いのうちなので、必要な投資と割り切ってはいますが…平気でお返ししない人も多いし、回収できないじゃないですか。(苦笑)
ただ会社の中を見渡した時、“私が義理チョコ辞めたら、この人おうちに帰って奥さんや娘さんから『お父さんとうとう今年は、義理チョコ1つももらえなかったみたい』って、なっちゃうのかなぁ”って思うと、なんかかわいそうな気がして…結局用意してしまいます」(40代・女性)
仕方なくやっている感も、強く漂うコメントの数々…。義理チョコをもらって「当たり前」くらいに思っている男性は、もっと謙虚にありがたがる必要がありそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の女性696名(有効回答数)