沖縄グルメ「ヤギのユッケ」が悶絶するほどウマい
つぶらな瞳に、垂れた耳。童謡のなかで手紙も食べちゃう、茶目っ気たっぷりな「山羊」。
食用としても流通しているが、なかには「臭い・硬い・筋がある」といったネガティブな意見をもつ人もいるだろう。
かくいう記者も、「わざわざ山羊を食べに行く人なんているんだ。へー(笑)」くらいに思っていた。
だが、沖縄で衝撃的な店に出会ってしまったのでご紹介しよう。
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■魅惑の山羊料理の数々
その店は、沖縄県那覇市西に位置する「山原食いなぁ」。
この店舗では、オリジナルの「創作山羊料理」が食べられる。
広々としたカウンターに座敷が3箇所ほど。昼時は混雑することが多いという。
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①ユッケ
お客さんから大人気だという、「山羊ユッケ」(1300円)を注文。
鮮明な赤身に、バランスよく脂身が混ざり美しい。黄身の黄色とネギの緑が加わり、彩り豊かで食欲をそそる。
箸ですくうと、弾力が強い。
口に含んだ瞬間、濃厚な旨みがジュワ〜っと広がる。馬のユッケよりも噛みごたえがある。
店オリジナルのタレも肉にたっぷりと絡んでおり、ほぼ臭みを感じない。1品目から、山羊の底力おそるべし。
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②餃子
店おすすめは「山羊ギョーザ」(700円)。専門店に負けじと美しい羽根をまとって運ばれてきた。
カリッとした表面を箸でつまむと、ぎっしりとした餡が透けて見える。
醤油をつけて食べると、肉汁が皮からじんわり溶け出し、野菜の甘みと共に、独特の肉の風味が鼻腔に到来。
ちょっとイワシのつみれのような感じ。好きなひとは病みつきになりそうな、まさに「新感覚餃子」であった。
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③タコス
店オリジナルの手作り皮に包まれた「山羊タコス」(250円)。
辛さ控えめで、女子にも嬉しいサルサソース。県産素材のスパイスがミックスされた「やんばるソルト」がコクを与える。
もっちりとした皮に包まれたチーズ・トマト・レタスのあとに、甘辛い肉が口の中に登場。
食べやすい味付けをされた山羊肉は、野菜やチーズとハーモニーを奏でる。
女子も何個でも食べられてしまうほどの手軽さ。
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④ロースト肉
じっくり焼かれたヤギ肉を堪能できるのは、ローストビーフならぬ「ローストゴート」(1,500円)。
表面にかかったスパイシーなソースは、この店のママ手作りのソース。
ハーブや玉ねぎなどを用いた企業秘密のタレが、ヤギの個性に相性バツグン。オリオンビールのつまみとしても、最高であった。
店内にはほかに「山羊カレー」や「ふぐい」(山羊のキ◯タマ)、「山羊ラーメン」など、個性的な料理が揃っている。
どれも概念を覆す、愛のこもった料理ばかり。
苦手な人にこそ、一度食べてもらいたい味だ。沖縄に来た際は、ぜひ立ち寄ってみては?
【山原食いなぁ】
住所:沖縄県那覇市西3-13-1
営業時間:11:00〜15:00(昼)17:00〜24:00(夜)
定休日:不定休
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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子)