「愉快なサザエさんなんて嘘!」財布を忘れて外出した人の体験談
アニメ『サザエさん』のオープニングテーマに、「買い物しようと街まで、でかけたら~ 財布を忘れて愉快なサザエさん」という歌詞がある。
なにげなく聞いているが、実際自分が買い物の際に財布を忘れたことに気がついたら、かなりドキドキしてしまうだろう。
愉快などとは言ってられない財布忘れ。経験したことがある人は、どのくらいいるのだろうか?
■財布を忘れたことがある?
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女1,365名に「財布を忘れて外出したことがあるか」調査してみた。
「財布を忘れて外出したことがある」と答えた人は、全体で42.3%。財布を忘れて外出してしまったことのある人が、4割も存在しているのは驚きだ。
性世代別でみると
中高年男性の割合が高く、60代は過半数を超え6割近くが財布を忘れた経験を持つ。一方で同年代の女性は、35.5%と大きな差が出た。
この年代は「亭主関白」の世帯も多い可能性があり、財布は全て妻に任せて、自分は自由気ままに行動しているのかもしれない。
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■経験者に話を聞いてみた
財布を忘れて外出したことがある人や、財布を失くしてしまった人に話を聞いてみた。
「仕事を終えてスーパーへ行き、食材を選んで、会計の際にお金を出そうとすると、カバンに入れておいたはずの財布がどこにもない。その場で中の物をすべて出して探している間、レジ係の店員から冷ややかな視線を浴びせられて…本当に嫌な汗が流れました。
結局そこは『もうなしで』と返品することにし、しばらく呆然としていました。『失くしてしまった…』と思いつつ、会社に置き忘れたような気もして、1時間かけて会社に戻ったんです。そうしたら、机の上にバサっと財布が置いてあって…本当に財布を失くしたり、忘れたりしたら、全然愉快じゃないですし、笑えません」(30代男性)
「私はオートロック付きマンションに1人で住んでいるのですが、財布に鍵を入れていました。ある日財布を家に置きっぱなしで外に出てしまい、家に入れなくなってしまいました。仕方なく、片っ端からインターフォンで部屋番号を押し、『鍵の入った財布を忘れてしまったので、あけて欲しい』と頼んだのですが、『あんた誰ですか、本当に居住者?』と疑われて…。
たまたま顔見知りだった人に開けてもらえましたが、本当に嫌な時間帯だった。それからは、合鍵を作ってカバンにも入れるようにしています」
「飲み会でぐでんぐでんになって帰宅したら、お気に入りのFENDI本皮財布が失くなっていて…。掏られたのか、失くしたのかもわからないんです。そのあとはキャッシュカードの取り扱い停止や免許証の再発行など、とにかく面倒なことが満載。忘れて出かけるなんて、かわいいものですよ。
個人的には、中身はいらないから財布だけでも返して欲しい…『返せこのやろう』といいたい。失くすと大変なことになるので、どんなときでもしっかり身につけておいたほうがいいと思います」
いい大人が財布を持たずに外出先にいるというのは、相当落ち着かない状態。くれぐれも財布の管理は厳重にしたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年12月16日~2016年12月19日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)