全米注目のスーパーボウル開催!でも日本人はルールすら知らない?
日本時間の2月6日午前8時、テキサス州ヒューストンのNRGスタジアムでアメリカンフットボールの最高峰、「第51回スーパーボウル」が開催される。
今年駒を進めたのはAFC代表ニューイングランド・ペイトリオッツとNFC代表アトランタ・ファルコンズ。世界最高の舞台で、激しい試合を繰り広げる。
またハーフタイムにはレディー・ガガが出演しパフォーマンスを見せる予定。
■アメリカ最大級のスポーツイベント
スーパーボウルはアメリカでは人気が高く、6万人規模のスタジアムはつねに満員。テレビの年間最高視聴率を何度も記録し、アメリカ国内だけで約1億人が視聴しているといわれる。
また、チケットもプラチナ化しており、指名手配犯をおびき出す手段として「スーパーボウルのチケットが当たりました」という手紙をだしているほど。
アメリカ国内のスポーツイベントとしては、おそらくナンバーワンの注目度だろう。しかし、日本ではそこまで盛り上がっておらず、認知度も格段に低い。
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■そもそもルールが知られていない?
アメリカでは野球・バスケ・アイスホッケー・アメフトの4大スポーツのうちもっとも人気があるといわれるアメリカンフットボール。
しかし、日本では野球やサッカーと比較すると関心度が低いのが現状だ。
国内にも「Xリーグ」というアメフトの社会人リーグがあるうえ、大学アメフトも盛んなのだが、人気があるかといわれると意見が分かれるところ。
いまいち日本人に受け入れられていない理由としてあげられるのがルールの複雑性。しょっちゅう止まる様子などを見て「よくわからない」と感じる人が多い。
しらべぇ編集部が20代から60代の男女1,362名にアメリカンフットボールのルールの調査を実施したところ、「理解している」と答えたのは13.7%。
性世代別にみると女性と男性でくっきりと認知度が分かれ、40代以上の女性はほとんどルールを理解できていないことがわかる。
アメフト関係者にとっては、少々厳しい数字だ。
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■魅力はどこにあるの?
「ルールを知らなくても楽しめる」と語るのが、Xリーグ「明治安田PentaOceanパイレーツ」ファンのKさんだ。彼にその魅力を聞いてみた。
「クォーター・バックから前方に放たれる華麗なパス、滞空時間の長いそれをキャッチにいくレシーバー、それをマークしたり激しくぶつかるディフェンスが見どころです。
とくにスクリメージラインより手前でQBが守備側の選手にタックルされるサックは迫力満点。ラグビーとはまた違った激しさがあります。
また、いちいちプレーが止まるので、攻撃側と守備側で作戦の読みあいが発生します。その駆け引きも面白いですよ。
とにかく、細かいことは気にしないでタックルやパスの美しさを見てほしいです。ルールはそのうち覚えますから。
日本にもXリーグや学生アメフトが盛んですので、ぜひ生で見て迫力を感じて欲しいです」
ルールはともかく、そのぶつかり合いだけでも楽しいというアメリカンフットボール。
まずは日本でも放送されるアメフトの祭典スーパーボウルをチェックし、最高峰のプレーを感じてみてはいかがだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1,400名(有効回答数)