元気な老人vs疲れた若者 どちらが電車の席に座るべきか
「電車ではお年寄りに席を譲る」と、小さい頃から教えられてきた。ただ最近は元気な高齢者も多く、席を譲られると嫌がる人もいる。
しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,400名に「電車の座席について」の調査を実施。「元気な老人より疲れた若者に利用して欲しい」と答えたのは、37.4%であった。
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■山登りに行く老人たちがハンカチを投げて席を確保
性年代別では、年代が上がるにつれて減少する結果になっている。
どの年代も「自分が座りたい」と思っているようにも感じるが、若い世代では次のような意見が挙がった。
「1日中座り仕事をしていると、腰痛がひどくなり歩くのもやっとって感じになる。電車では、ゆっくりと座って帰りたいのが本音かな」(30代・男性)
「これから山登りに行く感じの高齢者グループが、ハンカチを投げてまで座席取りをしていた。山に登る体力があるなら、そこまで必死に座らなくてもと思ってしまう」(20代・男性)
座らなければならない人は、年齢だけは判断しにくいと感じているようだ。
「若い気持ちでいる人は、席を譲られると不快になると聞いた。なので最近ではつえをついている人など、明らかに立っていると大変そうな人にしか声をかけない」(30代・女性)
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■元ヤンは「俺たちが座る」体育会系は「どうぞ」
元ヤンと体育会系を比べると、元ヤンのほうが20ポイント近くも多い結果になっている。
両者とも上下関係が厳しいのが有名だが、ヤンキーは大人に対しては反抗心が強い。一方の体育会系は、年上の言うことは絶対との節がある。それぞれの違いが、結果にも表れたようだ。
「40歳の私でさえ体力の衰えを感じており、年をとると電車に乗るのでさえ大変だと思う。一方でマラソンをするくらい元気なお年寄りも多く、そんな人は私よりも体力がありそう」(40代・女性)
両者を見た目で判断するのは、なかなか難しい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代のAKB48を知っている男女1,131名 (有効回答数)