結婚すれば幸せ?→若者「するにしても冷静な視点は必要」
「結婚」という人生の分岐点。
その選択をするか否かは、個人の考え方や巡り合わせによって変わるだろうが「結婚への期待値が高い未婚者」は、どれくらいいるのだろうか。
■20代は現実的な人が多い?
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の未婚男女618名を対象に「結婚したら幸せになれると思うか」調査を実施。
その結果、全体で15.0%の人が「そう思う」と回答。全体の2割未満に留まった。
年代別にみると、20代の割合がもっとも高かった。
厚生労働省が発表している「離婚件数の年次推移」によると、戦後もっとも件数の少なかった昭和36年以降、長期に渡り離婚件数の増加は続いている。
昭和59年には減少傾向に転じるなどの増減を繰り返す一方、平成3年以降は再び増加が続く状況だ。
その時期に子供時代を過ごし「親の結婚生活」みていた世代が、 離婚など夫婦の苦悩ををみるうち、結婚が必ずしも「幸せになれるわけではない」と冷静に考えるようになった人もいるのかも。
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■奔放な恋愛を経た先に…
特徴別にみると興味深い結果が。
変態自認派は、そうでない人に比べ約16ポイント上回り「幸せな結婚」を信じる人が多い結果に。
性的嗜好をふくめて、パートナーと婚姻関係を結べば、なにかしら心の安定が保たれると思う人もいるようだ。
また、「二股経験者」は、そうでない人に比べて約23ポイント結婚への期待値が高い。
奔放な恋愛をおくってきた人のほうが、たったひとりの伴侶をもつことへの憧れが強いのは意外な結果といえる。
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■結婚は生活のため?
しらべぇ編集部では、「幸せになれると思う人の意見」と、そう思わない人の意見を聞いた。
・結婚したら幸せになれると思う人の意見
「自分は年収が低いから、結婚相手に面倒をみてもらう気でいる。婚活は生活を伴った『死活問題』。
結婚すれば、少なくとも今よりは幸せになれると信じている」(28歳女性・会社員)
・結婚否定派
「結婚以前に、『誰かと共同生活する』ことがムリ。結婚という制度自体が自分には合わない。
一生独身でいるつもりだし、周囲に結婚する友人をみると気の毒にすら思う」(32歳男性・公務員)
ひとくちに「結婚」といっても、ふたりの人間が向き合うことで、はじめて感情が発生するもの。
だが、結婚に対しての意識の差は、環境や年代によって大きく差が出るようだ。
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方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の未婚男女618名