折り紙を参考にして作られた防弾シールドの性能がスゴい
日本の伝統的な遊び、折り紙を参考にして作られたという折りたたみ式の防弾シールドのデモンストレーション映像がスゴい。
手軽に持ち運び可能で軽量にもかかわらず、一般的な拳銃の弾である9mm弾をはじめ、.44マグナムの弾も通さないという驚きの堅牢ぶりだ。
■軽くてコンパクトな防弾シールド
ブリガム・ヤング大学(BYU)の研究者たちによって作られたこの防弾シールドは、12層のケブラー繊維で構成されており、身体の前に展開して広い範囲から身を守ることができる。
最大の特徴は折り紙にインスパイアされたというその構造で、平時は小さく折りたたんで車のトランクなどに収納しておき、緊急時は内側のハンドルを引き上げるだけで簡単に広げることが可能。
また、現在使用されているスチール系の障壁が100ポンド(約45キロ)程度するのに対して、BYUのシールドは55ポンド(約25キロ)と大幅に軽いので訓練された人間以外でも扱いやすくなっている。
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■軽くても堅牢な性能
コンパクトで軽量になった分防弾性能が心配だが、実際にシールドの様々な場所に向けて射撃を行うテストを行ったところ、驚きの結果が待ち受けていた。
12層のケブラーはあらゆる角度から弾丸の貫通を許さず、テストでは9mmピストル、.357マグナム、.44マグナムから放たれた弾丸の停止に成功。扱いやすさに加え、防弾性能の高さも証明した。
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■銃撃戦の常識を変えるかも
この防弾シールドは現在テスト段階だが、実際に公的機関に配備されるようになる可能性は高いという。
よくアメリカのクライムアクション映画などで、銃を持った犯人に対して警察官がパトカーのドアを盾にするシーンがあるが、この防弾シールドであれば車のドアよりも取り回しやすく、なおかつ他に遮蔽物のない場所でも手軽に危険から身を隠すことができそうだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)