どっちが多数派?大人がアニメを観るのに違和感ある人・ない人
『君の名は。』や『この世界の片隅に』『聲の形』といった、アニメ映画が最近好調だ。3月には、高畑充希が主演を務める『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』も公開予定。アニメは子供が観るもの…なんて人は、かなり減っているのではないだろうか。
それでも「いい年した大人がアニメなんて!」と思う人は一定数いるらしい。実際、どれくらいの人はそう思っているのだろうか?
■「大人がアニメなんて!」と思っているのは少数派
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の男女1,400名を対象に「大人がアニメを観ることをどう思うか」調査したところ、「違和感がある」と回答したのは全体の21.7%。
多くの人は違和感を覚えていないようだ。
男女年代別で見てみると、男女ともにやや多かったのは60代。
男性は20代〜50代で19%前後と変わらないのだが、60代だけは28.1%まで上昇している。
一方、女性は年代ごとの差が激しい。20代と40代では男性よりも低めなのだが、30代・50代・60代では25%以上が「どうなの?」と感じている。30代の人だと、子育て中の人も多いだろう。小さい子供と一緒にアニメなどを観ていて、「アニメ=子供のもの」と思っているのだろうか。
いずれにしてもアニメを観る大人に違和感を持つ人は、比較的多い年代でも3人に1人以下といったことのようだ。
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■アニメを見る人からすると…?
アニメが好き! な人からすると、2割近くの人が「大人がアニメなんて」と思っている事実を「残念」に感じるそう。
「アニメは子供のものだなんて…いつの時代? って言いたくなります。ガンダムだったり、エヴァだったり、大人が観ても楽しめる名作アニメは昔から沢山あるのに。食わず嫌いしてしまうのは本当にもったいない。そういうのも含めて、『大人が観るなんて…』って思ってるんですかね?
最近はアニメ映画が人気になっていて、『ああ、やっとアニメの良さに気がついたか!』って。ただ…それでも深夜アニメや朝の子供向けアニメを観てます、とか言ったら、アニオタはやっぱりキモい! って思われるんでしょうね」
子供を対象にしたアニメももちろん存在するが、映画含め『大人向け』アニメが多いのも事実。そして、それらのクオリティはとても高い。
「アニメは子供のもの」と思う人こそ、一度観てみたらハマってしまうかも?
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年1月20日~2017年1月22日
対象:全国20代~60代の男女1400名 (有効回答数)