花粉症で病院に行く? 約7割は「めんどくさいし、行かない」
そろそろ春が近づき、浮れる気分…もあるのだが、この時期が辛い人たちも。そう、花粉症だ。
ドラッグストアに行くと、たいがい特設コーナーが設けられている。しかし市販品ではどうにもならず、病院に通っている人も多いという。
■花粉症で病院は意外に多い?
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の花粉症の男女503名を対象に、「花粉症の治療のために病院に通っている」かどうか調査したところ、31.4%の人が「通っている」と回答。
年代別で見てみると、大きな差はないが30代と50代が若干多めだ。
しかし、7割近くは病院には行かずに花粉症を耐えている。「面倒だから」「市販薬でどうにかなる」「病院に通うほどひどくない」と、行かない理由に面倒くささを上げる人も多い。
しかし、実際に行った人からは「行ってよかった!」という声も。
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■実際通っている人はどうなの?
「毎年いろいろ試しています。鼻の中をレーザーで焼いたり、注射を打ったり…。花粉が本格的に飛ぶ前に、まず病院に行って薬をもらって、奴らに備えます。検査の結果スギがダメだったので、いつかスギ花粉があまりないという北海道に移住したい!」(50代・女性)
「病院に行って薬をもらうと、確かにちょっと楽になる。ただ薬飲み忘れちゃうので…。症状がそこまで重くないので、治療にも真剣じゃないのかもしれません。今年はこれ以上ひどくなったら、病院通おうかと思っています」(30代・男性)
「市販薬でもいいのですが、金額がかさんでしまうので病院に行くようにしています。ないと、目も鼻も真っ赤。すでに花粉が飛んでいるので、毎日外出が憂鬱です。マスクを常にして、メガネをかけて、髪には花粉対策スプレーをかけ、つるっとした花粉がつきにくいタイプのコートを着て出勤…そこまで徹底しても、やっぱり治療は大切ですね」(30代・女性)
花粉症とは、スギやヒノキなどの花粉が原因のアレルギー性鼻炎。耳鼻科やアレルギー科のある病院では、花粉症治療の専門家がいるところもある。
原因となる花粉の種類を調べたり、自分に効く薬を調べたりもできるため、「花粉症がつらい!」と思ったら一度病院を訪ねてみては。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつきあつこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年2月24日~2017年2月27日
対象:全国20代~60代の花粉症の男女503名 (有効回答数)