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裏面がAndroidのiPhoneケース 日本での使用は法律違反か

テクノロジー

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(画像はKickstarterのスクリーンショット)

iPhoneとAndroid機。2017年3月現在、世界のスマートフォン市場を二分しているのはこのふたつである。

両者に互換性がまったくないわけではないが、人によって求めるものが違うから「こっちは使いづらい」ことも起こるはずだ。現に両OS機を常時携帯している人もいるが、さすがにそれはかさばるだろう。当然、荷物は少ないほうがいい。

そうした要望に答えるかのように、こんな製品が登場した。

 

■iPhoneが両面スマホに

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(画像はKickstarterのスクリーンショット)

クラウドファンディングサイト『Kickstarter』に現れたのは『Eye』という製品。これは充電バッテリー搭載、ワイヤレスチャージ対応のiPhone用保護ケースだが、じつは「保護ケース」と表記すべきか悩んでしまうものでもある。

なぜなら、裏側がAndroid搭載の端末になっているからだ。

要するにこのEyeをiPhoneに装着すれば、表面はiOSで裏面はAndroidという2種一体構造のスマホになってしまう。

 

■1万台限定の値引き

Eyeの価格はかなり抑えられているようにも思える。

Kickstarterのキャンペーン価格は、1万台限定で95ドル(約1万1,000円)、4G対応版で129ドル(約1万5,000円)という設定だ。

もちろんこれらはあくまでも値引き価格で、市場投入の暁にはより高額になる。だから、今がお買い得ということなのだろう。

ただ、気になる点もある。まずは「1万台限定」という値引き枠の設定であるが、これはかなり大きな数字だ。1台95ドルに過ぎないモバイル製品を、本当に1万台も生産できるのか。量産の途中で原価割れが発覚し、プロジェクトそのものがお蔵入りになったケースはクラウドファンディング界隈ではいくつもある。

 

■法律遵守が最優先

もうひとつ、このような海外クラウドファンディング発のモバイル製品は、日本の法令に適さない場合が多い。

日本で無線通信をするとしたら、総務省発行の「技術基準適合証明等のマーク」が求められる。いわゆる技適マークだ。これがないと、電波法違反になる恐れがある。

こうしたことは、他の製品にも言える。KickstarterやIndiegogoには様々なハイテク家電製品も出展されているが、それらが日本のPSEマークを取得している例はまずない。だからそれらの製品を日本の代行販売業者が市場に流そうと思ったら、まずはPSEマークの申請を検討しなければならない。これは法律で定められていることだ。

クラウドファンディングでの出資は、そうした難しさを考慮しながら臨む必要がある。

・合わせて読みたい→早く届けろ!クラウドファンディングは成功したのに完成しなかった製品3選

(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一

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