志村どうぶつ園で放送された「保護犬の譲渡会」に多くの客が訪れる
殺処分を待つ犬を保護し、里親を探す活動を行っている特定非営利活動法人 KDP KANAGAWA DOG PROTECTION(KDP)が日本テレビ系列で放送された『天才!志村どうぶつ園』で紹介された。
放送中にもTwitterなどのSNSで大きな反響があったようだが、12日に行われた譲渡会にも多くの客が訪れており、認知度はかなり高まっているようだ。
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■里親になるためには高いハードルも
しかし、譲渡会が盛り上がっているとはいえ、実際に里親になるには、かなり高いハードルがある。
譲渡会で気に入ったからといってすぐ引き取れるワケではなく、実際にマッチングやお試しの散歩などを行い、里親との相性をまず確かめなければならない。
また、保護されている犬の多くが大型犬のため、運動量も多く初めて犬を飼う人はかなり大変。
もちろん狭いマンションなどでは飼うこと自体が難しいため、ある程度広い家に住んでいる必要もあるだろう。
これはKDPだけでなくほとんどの動物保護活動をしている団体が設けている決まりで、犬を不幸にさせないためのルールでもある。
それだけ動物を飼うというのは、責任を持たなければいけない行為なのだ。
また、保護犬は高齢であったり病気を抱えていたりと、ペットショップで飼う動物よりも気を遣わなければならないことがあることも多い。
だが、犬や猫などの動物を飼うということはそれ以上の幸せを与えてくれるもの。
犬にとっても良きパートナーとの出会いは、何にも代えがたい幸せがあるものだ。
これから動物を飼おうと考えている人はペットショップへ行く前に一度譲渡会へ行き、自分に動物を飼う適性があるのか考えてみるのもいいかもしれない。
ちなみに譲渡会へ行ったからといって必ず里親候補にならなければいけないワケではなく、会場で売っているカレンダーや野菜を買うことで団体の支援をすることもできる。
会場では志村どうぶつ園で森泉が作ったカートも大活躍しており、非常に楽しいムードにも包まれていた。
譲渡会は毎週第2・4日曜日に湘南国際村ファミリーマート前で開催されているので、近くに住んでいる人はぜひ行ってみよう。
参考リンク:KDP – Kanagawa Dog Protection
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)