「コンビニはエロ本を売らずにおむつを売れ」 呼びかけに賛否の声
コンビニにあってほしい「あれ」とは?
24時間営業でなにかとお世話になることの多いコンビニエンスストア(以下コンビニ)。その名の通り便利な存在だが、一方で欲しいものがないとき「あれがあればいいのになあ…」と思うこともあるのではないか。
そんな中、とあるハッシュタグがTwitter上で流行し、賛否両論の状態となっている。
■#コンビニはエロ本を売らずにおむつを売れ
そのハッシュタグとは「#コンビニはエロ本を売らずにおむつを売れ」というものだ。ひとりのTwitterユーザーが
・コンビニでエロ本を扱う意味がわからない
・その場所を空けておむつと粉ミルクとお尻拭きと離乳食を置いてほしい
という趣旨のツイートを投稿したことをきっかけに議論が巻き起こり、その後、他のTwitterユーザーが独自のハッシュタグをつけて投稿。一気に拡散されていったようだ。
たしかに、ドラッグストアやスーパーの開いていない時間帯に急におむつが必要になった場合、コンビニに置いてあると子育て中の人は非常にありがたいだろう。事実、賛同の声を述べる人は少なくない。
・たしかに!! おむつ、コンビニに置くべきだね。エロ本なんかまったくいらんわ
・おむつと粉ミルクとお尻拭きと離乳食はほんとにあるべき
・割高でもコンビニで取り扱いがあったら絶対需要あると思う
・コンビニもビジネスチャンスになるんじゃないかな?
その一方で、この声に批判的な人も多数。その多くは「おむつを置く場所を作るためにエロ本をなくすというのはおかしい」「なんでエロ本をセットにしているのか?」というものだ。
たしかに、「おむつinエロ本out派」には、コンビニにおむつがあまり置いていない問題と、「エロ本が子供の目に触れてしまう問題」を混同したまま論を展開している人が少なからず見られる。
以下、それに対する反論の一部だ。
・なんで数ある商品からエロ本を狙い撃ちにするのかわからない
・おむつを置くことには賛成だけど、そこにヘイトを加える謎…
・エロ本売るスペースあるんならもっと必要なモン売れるんじゃねーの? って話だろ 何が女のわがままだ文盲かよ
・おむつを売るのと、エロ本を置くのをやめるのは、別の話じゃない? 両方置けば済む話じゃない?
・おむつよりおつむの心配をしたほうがいい
かりにおむつ用の場所を新しく作るとしても、ドラッグストア等にある大型の商品か、小分けにしたものを置くかで他への影響も変わってくるはず。
「男性嫌悪の気持ちを混同するのは一旦やめにして、冷静に向き合う必要があるのではないか」と感じる人がいるのも仕方のないことだろう。
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■意外とある? エロ本需要の実態
とはいえ、コンビニにエロ本があるのを理解できない人がいるのも、わからない話ではない。「人目につく場所に置くのが子供への影響上~」というような難しい問題を抜きにしても、単純に「誰が買っているのか謎」だからだ。
しかしながら、しらべぇ編集部が行なった調査では意外な結果が出ている。「日常的にエロ本を買っている」と答えた人が、男性全体の5.6%も存在したのだ。
もっとも数値が高いのは20代男性で、なんと9%も存在。ネットに親しんでいる年代ゆえ、それで済ませているのだろう……と思いきや、じつは一番「常連客」だったのだ。
ヘイトを伴った運動は、本来の目的へも悪影響を及ぼすことがあるものだが、この呼びかけは今後どのように展開・収束していくのだろうか? コンビニにおむつを揃えていくことに大反対な人はおそらく少ないはずなので、変な方向にいかなければいいのだが……。
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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20~60代の男性681名(有効回答数)
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)