映画『なだだば。』って? 『月曜から夜ふかし』ブサイク方言に驚愕
とえブサイク方言だとしても、愛着のある地元の言葉が全国に広がることは喜ばしいのかもしれない。
「映画ば見にがね?『な だだば。』」と津軽弁で誘われて、『な だだば。』が『君の名は。』だとわかる人はどれくらいいるだろうか?
これは、20日、日本テレビ系『月曜から夜ふかし 日本の大大大問題! 春の全国一斉調査SP』内「全国かわいい方言問題」で、かわいい方言の対比として紹介されたブサイク方言のひとつ。しかしブサイク方言を紹介された地元民も、聞きなれない方言に困惑しているようだ。
■ブサイク方言で大盛り上がり
番組内で紹介されたかわいい方言の代表は京都・博多・広島弁。対してブサイク方言は津軽・甲州・宇和島弁が選ばれた。そんな3つの方言が「ブサイク方言決定戦」と銘打たれ、それぞれの特徴を紹介してブサイクぶりを検証。
ブサイク方言の王者とされている甲州弁は、人を呼ぶとき「おまん、こっちんこうし」、語尾には「ごいす」「ずら」、「はんで(たくさん)めためた(たびたび)ごっちょで(面倒で)ごいす(ございます)」と王者の風格が漂う。
また、宇和島弁は、子犬のことを「チンコロ」、お調子者を「おきんたまかき」。
ほかにも「ちんちべべ」は新品な服。「ちんちまんま」は白くてきれいな美味しいごはん。「ちんこ芝居」はこぢんまりとした芝居など、「ちんち」や「ちんこ」といった言葉が特徴的だ。
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■甲州弁が王座に
日常会話として使われる言葉であるが、標準語やほかの方言に慣れ親しんでいる人には、どうしても違和感のある単語が目白押しでスタジオは大盛況。
番組司会の関ジャニ∞村上信五(35)は「破壊力がちゃうもんな」、マツコ・デラックス(44)は「(甲州弁に勝つのは)ちょっと無理だね」と甲州弁の王者を結論付け「ブサイク方言決定戦」は幕を下ろした。
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■地元民も知らない方言
放送を受け、視聴者の反応をしらべぇ取材班で調べてみた。
宇和島市民だけどこんなん知らんわ
てか、嬉しいわ#月曜から夜ふかし— 翔 (@kwhrtaira159) March 20, 2017
月曜から夜ふかしの広島弁おかしいっしょ??
語尾の『け』言わんしwwwwwwてとこでいう爆笑
甲州弁わや爆笑
おちんちんちんちんうるせえな爆笑— ゆいか (@yuika___0525) March 20, 2017
#月曜から夜ふかし
他県の人に告ぐ甲州弁あんな酷くないっつこん!
— 如月 (@M1Sirk) March 20, 2017
地元民でも「はじめて聞いた」「お年寄りしか使わない」などの意見が多いものの、それも含めて自分たちの知らない方言を楽しんでいるようだ。たとえブサイク方言だとしても、愛着のある地元の言葉が全国に広がることは喜ばしいのかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・サバマサシ)