そんなこと!と叱った母もいつの間に…ピアスを開けている人
暖かくなり、春らしい服装が楽しい時期になってきた。“何か新しいオシャレを”と考える人の中には、ピアスを開けることを検討中の人もいるのではないだろうか。
イヤリングやイヤーカフなど、ピアスでなくとも耳元のアクセサリーは楽しめるが、スイングタイプや小さなカラーストーンなど、ピアスの方がおさまりの良いデザインも。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,332名を対象に「ピアスの穴を開けている」人の割合を調査した。
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■女子は3割以上
全体では18.9%と2割弱が「ピアスの穴を開けている」と回答。
男女別で見ると男性は7.4%、女性は30.5%で、やはり男性よりも女性の方が23ポイントほど高い。
とはいえ最近では、男性がピアスをしていても、さほど珍しくはない印象だ。
性別・年代別で比較してみると
男性も20代30代は1割を超えるなど、指輪などと同様に女性だけのアクセサリーではなくなってきた傾向も。
また、女性では30代が最も高く43.3%。60代では15.6%とかなり下がるものの、20代40代50代は3割前後となっている。
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■耳の形や大学デビューがきっかけ
実際に「ピアスを開けている」人に、開けたキッカケなどの話を聞いた。
「福耳の反対語があるのかわからないけど、とにかく子供の頃から耳たぶが小さいというか、狭いんです。イヤリングをしても、すぐ落としたり、失くしたり。
ピアスは気になっていたけど、穴を開けるのは怖くて躊躇していたら、たまたま皮膚科に行った際にピアスを開けてくれると知って『病院でなら、怖くないかな』と。ちょっと痛かったけど、すぐに痛いのは治まったし、ピアスはかわいいデザインが多いので満足しています」(30代・女性)
「開けたのは大学デビューというか、高校を卒業した春休みに、友達同士でお互いに開けっこしました。お互いに失敗できないので、すごくドキドキでした。(笑)
親に相談しないで開けたので、『黙ってそんなことするなんて!』と最初は叱られたんですけど、1か月くらいしたら『ピアスいいかも』って母親が言い出して、いつの間にか母もピアスしていたのには笑っちゃいましたねぇ」(20代・女性)
「学生時代にファッションで開けました。周りも結構やっていたので、何の違和感もなかったんですけど、夏休みに祖父母の家に遊びに行ったら『不良になってしまったのか?』とめちゃくちゃ心配されて…。(笑)いろいろ説明して、一応『わかった』とは言ってくれましたが、たぶん今も納得してないんじゃないかなあ」(20代・男性)
年代や性別によって、ファッションの受け止め方が違うのはよくあること。
叱っていたはずの母親が、娘を見ているうちに「私も」となるのも、ファッションだと説明しても、どこか納得できない祖父母も、どことなくほっこりする。
ボディピアスや鼻・口元などになると、抵抗感が高まる人もいるかもしれないが、耳だけならば比較的ハードルは低い。この春の新しいファッションの冒険として、考えてみるのもいいかも。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)