トークでクラブを再生?ジャパネット・高田明氏がJ2長崎の社長に就任
資金難のサッカーJ2・Vファーレン長崎の社長に、あのジャパネット創業者・高田明氏が!
サッカー明治安田生命J2リーグ・Vファーレン長崎の代表取締役社長に、通販会社「ジャパネットホールディングス」の創業者として知られる高田明氏が就任することが決まった。
この報道には、長崎サポーターはもちろん、Jリーグファンからも期待の声があがっている。
■資金難のVファーレンにジャパネットが救いの手
Vファーレン長崎は、2016年度の決算が1億円以上の赤字になることが確実視されており、累積赤字が3億にまで膨らむ見込みで、経営難に転落。
そんなクラブに救いの手を差し伸べたのが、地元長崎の大企業であるジャパネットホールディングス。今年3月に全株式の取得と完全子会社化を明言し、クラブ・リーグとも了承していた。
ジャパネットはチーム上昇の起爆剤として、全国的に知名度の高い創業者の高田明氏を社長に選定。セールストークで通販業界の覇者となった高田氏が陣頭指揮をとり、J1昇格を目指す。
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■サッカーファンは歓迎の声
ジャパネットのJリーグ参入と高田明氏社長就任のニュースには、長崎サポーターをはじめ、サッカーファンから歓迎の声が。
https://twitter.com/k2_lala/status/856823824423071744
Vファーレン長崎の新社長に、高田明氏が正式に就任することになって、長崎県民としては実にありがたいし、期待でいっぱい!!\(^o^)/
— とし (@toshi_metabo) April 25, 2017
高田社長、ヴィファーレン長崎をよろしくお願いします!!
— ♪えすきも (@esky429m) April 25, 2017
独特の高い声と九州訛りで、カメラ店だったジャパネットを一代で大手通販企業に押し上げた高田明氏に、長崎の経営健全化とチーム強化を期待している人が多いようだ。
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■Jリーグへの関心は低下気味
1993年にスタートしたJリーグだが、発足当時のような勢いはなくなっている。
サッカー日本代表の試合は頻繁に取り上げられ、高い注目度を誇るものの、その人気がJリーグに直結しておらず、一般人の関心度が高いといはいえない。
しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,332名に実施した、Jリーグへの関心についての調査では「日本代表の試合は見るが、Jリーグには興味がない」という人が4割。
Jリーグ関係者としては、少々厳しい状況といえる。
しかし、代表の試合は観戦するということは、サッカー自体には興味を持っているということ。宣伝力に定評のある高田明氏がチームの魅力をあの調子でアピールすれば、興味のなかった人々がスタジアムに足を運ぶ人が可能性も、十分にある。
さすがに「チケットと電化製品の3点セット」なんて形で、観客を呼ぶことはないだろうが、あの独特の声とイントネーション、プレゼン力を武器に幅広い層に支持されてきた高田氏であれば、これまでになかった手法で日本サッカー界を盛り上げてくれそうだ。
高田明「新社長」の手腕に期待したい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)