10代で母親になった女子に偏見の目 4割が該当した層は…
若くして母親になると偏見を持たれがち?
晩婚化、少子高齢化が進んでいる日本。母体の安全を考慮しても、若いうちに出産することを推奨する声は少なくない。
しかし、あまりに若く産むと白い目で見られることもあり、ときには「子供が子供を育てるなんて!」と言われてしまうことも。そのように、若くして出産を経験した女性に対し、偏見の目で見る人はどれくらいの割合でいるのだろうか。
■20代女子の4割が偏見の目を自覚
しらべぇ編集部が全国の男女1358名に調査を行なったところ、「10代で母親になった女子に偏見の目を持ってしまう」と回答した人は全体の30.1%。 該当者がもっとも多かった層は20代の女子。年齢が近い分、経済状況や内面の幼さがわかり、「あり得ない」と思ってしまうのかも。
しかしながら、偏見の目も40代になると2割近くまで減少。この年代は、不妊治療で悩む女性が多くなる。欲しくてもできない……という人が周りにいると、出産そのものを喜ばしいものと受け止められるようになるのだろうか。
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■高年収者ほど偏見の目?
年収別では、1000万円以上稼ぐ人の2人に1人が「偏見の目を持ってしまう」と回答。一般的に高学歴の人ほど子供ができるのが遅いこと、年収と学歴の間には明確な相関関係があることを踏まえると、妥当な結果と言えるのでは。
早いほうがいいと言ったかと思えば、早すぎると眉をひそめられる。一体、何歳が適齢なんだ! と叫びたくなる人もいそうだが、本来、タイミングなど人それぞれである。 周囲の目を気にし過ぎず、自分たちが幸せであること、幸せになれることを第一に考えていくのが賢い生き方だろう。
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(文/しらべぇ編集部・尾道えぐ美)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年6月24日~2016年6月27日
対象:全国20~60代の男女1358名(有効回答数)