電車の座席は「端っこ」がいい!優位性を愛好者が解説
電車で端の席を最も好んでいるのは20代女性であることが判明
都市部の電車では、通勤時間帯を中心に激しい「イス取りゲーム」が展開されている。座ることができれば、寝ることもできるし、読書やスマホアプリを楽しむことも可能となるのだから、着席したいと考えるのは当然だ。
立っていると、駅に着くたびに乗降客に押されることになる上、なによりも身体が疲れる。「座りたい」という欲求は、人間の本能といえる。
■端をめぐる戦いが行われている
毎朝激しい争奪戦となる電車の座席だが、ロングシートの場合、それに加えて「端を巡る戦い」が勃発する。
立っている人間が端が空いた様子を見て、「やった! 特等席が空いた!」と思って腰掛けようとしたところ、隣に座っていた人間がスッとスライドしてきて、埋められてしまう。戸惑っていると横からスルスルと空いたスペースに座られ、呆然と立ち尽くす…。
そんな激しい端の争奪戦が、行われているのだ。
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■端をもっとも好むのは若い女性
それにしても異常に好まれる「座席の端」。しらべぇ編集部が全国の20代〜60代の男女1,332名に行った電車の座席で座る位置を聞いた調査では、じつに50.2%が「必ず端に座りたいと思う」と回答している。
さらに性世代別で見ると、20代女性の57.3%が端を好むことが判明。端以外では両サイドで肩と肩が触れ合うことが多く発生するだけに、若い女性は端に座りたいと考えているのだろうか?
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■端を好む人に聞いてみた
通勤時間は絶対に端に座るというBさんに、好む理由を聞いてみた。
「私の最寄りは始発駅なので、朝は一本待ってでも端に座ります。端以外だと、隣の人間に肩を挟まれて、場合によっては触れあったままになりますから、窮屈で眠れないんですよ。
端なら、ゆったりとしたスペースを取れるので、よく眠れるんです。通勤以外なら我慢もできますが、こと朝に関しては譲れないですね。
ただ、やっぱり競争率が高くて、朝乗るときはダッシュ。座ることができると安心なのですが、たまに席を取られてしまったりすることもあります。やはり、人気の高い席なんですよね。
ただ端に座っていると、立っている人間が手すり部分にもたれてくることがあるんです。あれをやられると、荷物や洋服が頭に当たったりして気になります。
いずれにしても、間に挟まれるよりはマシですからね。やっぱり端がいいです」
やはり「端は快適」であることが好まれている理由のようだ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代の男女1,332名(有効回答数)