窃盗犯が「盗られやすい自転車」を解説 「借りる感覚」に被害者唖然
「自転車窃盗常習犯」が解説する「盗まれにくい自転車」とそうでない自転車の違いとは?
「軽犯罪」の中で、近年多発しているのが「自転車盗難事件」。自転車置き場にしっかりと施錠して停めておいたにも関わらず、盗まれてしまったという人も。
そんな中、相次ぐ「自転車の盗難」について、あるツイッターユーザーの投稿が注目を集めている。
■自転車を盗られた愚痴を聞いてくれた先輩の正体は…
自転車を盗まれてしまった人が、ひょんな事から「自転車窃盗犯」から「盗みを働く際の心理」や「狙いやすい自転車」などについて直接解説してもらうという、何とも言えない状況に…。
「自転車を盗む奴とか傘を盗む奴に罪悪感がない」という事を知って驚いた話。
話してくれた人は若いけど割と普通の人だっから更に驚いた。今の自転車は色付きの鍵2つです。 pic.twitter.com/B8lQKSlRah— かろ (@aqbl_000) May 5, 2017
自転車を盗られてしまった悔しさを先輩にこぼしていたところ、なんと先輩が「自転車窃盗」を繰り返す「常習犯」であったことが発覚。
詳しく話を聞いてみたところ、「歩くのが怠い」と思った時に、「防犯登録してあれば本人に返る」という考えから、「借りる感覚」で目の前にある自転車を盗み、それに乗って移動するのだという。
盗られやすい自転車とそうでない自転車について「窃盗犯」の視点からの解説によれば…
《盗られやすい自転車》
・色が「黒」や「白」や「シルバー」
・ある程度汚れている
・鍵が1つ
《盗られにくい自転車》
・モノトーンでない色
・綺麗
・鍵が2つ以上付いている
説得力のありすぎるこちらのアドバイスは、今後の防犯対策として是非とも参考にしたい。
また、こちらはあくまで「借りる感覚の犯人」から狙われないための対策であって、「転売目的」の窃盗犯はまた違ったものさしで狙っているとのこと。
一見親切に思えるアドバイスだが、「それでも自転車を盗んでいる」先輩を、寄稿者はどうしても理解できなかったと綴っている。
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■「罪悪感ない」との発言にネット民激怒
常習犯の口から語られた「借りる感覚」「罪悪感ない」との発言に、ネットでは怒りの声があがっている。
・信じられない…。「借りる」とか「どうせ戻るし」とか、絶句
・腹わた煮えくり返っています…許せないです
・許せん!
・そいつ最低だな!犯罪ですよ。罪悪感ないとか…
・「他人の物を盗んではいけない」幼稚園児でも知ってるよな
窃盗に限らず、「犯罪を犯す人の心理」とはこんなものなのかもしれない。
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■自転車や傘を盗むのは「いい年した大人の男性」?
しらべぇ編集部が「自転車や傘を盗んだ経験があるか」全国の20~60代男女1,400名に調査を行った結果、「盗んだことがある」と答えたのは、「男性が17.6%」、「女性が8.1%」という結果となった。
さらに、該当男性のデータを「年齢別」に調べてみたところ、意外な結果に。
社会経験を積み、「社会人としてのモラル」を身についけているであろう年代の割合が多かった。彼らも「借りる感覚」なのだろうか…。
怒りすら覚える常習犯の発言だが、そのアドバイスは今後の防犯対策に役立てたい。
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(文/しらべぇ編集部・もやこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:全国20代~60代の男女計1400名