夜10時に就活生が双眼鏡で応募先企業の「残業」偵察 驚きの実態に物議
就活大学生が、応募先の企業が「ブラック企業」でないかどうか確かめる方法が話題に。
厚生労働省が10日、「ブラック企業リスト」を公開するなど、多くの企業が働き方改革を迫られている。
そんな中、17日放送の『おはよう日本』(NHK)では、応募先企業が「ブラック企業」でないかどうか、自分の目で確かめようとする就活生が取り上げられた。
■「双眼鏡」で応募先企業の「残業偵察」
夜22時のオフィス街に、双眼鏡を持った就活大学生の姿が。一体何をするのかと思えば、双眼鏡を使って見ていたのは、応募先企業のフロアの明かり。
「残業していないかチェックしている。ブラック企業に就職したくないから…」
自分の就職先では、実際どれくらいの人が、どれくらい残業をしているのか自分の目で確認しに行く。今、就活大学生の間でこういった動きが増えてきているのだそう。
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■「雇いたくない」「意味あるの?」否定的な声
今時就活大学生の驚きの実態について、ネットでは驚きの声が上がっている。
中には、「雇いたくない」と言った声や、外から偵察する行為は、「そもそも意味がないのでは?」といった否定的な意見が相次いでいる。
ニュース見てたら就職活動中の大学生が夜の10時にオフィス街まで出かけていって、応募先企業が残業してないかを双眼鏡使って偵察していて笑った。でもこれ流行るといいし面白い。急に事務所を遮光カーテンにする企業情報がシェアされたり、ギリースーツが妙に売れたりとか。
— しんしてい@下船日未定 (@Ki_46ozzie) May 16, 2017
内定者が就職する予定の会社のビルの前で、双眼鏡片手に夜に残業してるかチェックしてるってやばいなww
— tea (@gabugabuchatime) May 16, 2017
NHKに残業チェック双眼鏡女子が出てたけど… 10時にオフィスの電気が点いてたらブラック扱いとか。
シフト勤務で残ってたりする可能性もあるのに… まぁ学生じゃわっかんねぇか…— すぷるーあんすに落ち度でも? (@Spr963) May 16, 2017
双眼鏡使って残業しているかチェックしてくる大学生なんて雇いたくないわー。
権利ばかり主張してきそうでいや。#けさクロ— chibisato (@31043Chibisato) May 16, 2017
https://twitter.com/kayuki0511/status/864607950643412993
「面白い」や「思わず笑ってしまった」という視聴者も多く、社会人の先輩方からは否定的な声が目立つ。
また、「残業しているのがブラック企業」なのではなく、「残業した分の残業手当がでないことがブラックなんだ」と、外からの偵察だけでブラック企業か否か判断することに、疑問を投げかける声も見られる。
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■勤務先が「ブラック企業」と感じている人は約2割
しらべぇ編集部が全国20~60代の働く男女747名を対象に「自分が務めている企業・組織はブラックだと思うか」調査を行ったところ、男女共に約2割り程度の人が「ブラックだ」と回答。
様々なケースがあるとはいえ、「ブラック企業だ」と感じている人の割合に、男女に開きはなかった。
「働き方」が見直されている中で、就活大学生たちの「視点」も、大きく変わってきている。
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(文/しらべぇ編集部・もやこ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名