それ教えてくれなくていい! 親切顔の陰口報告に困惑イライラ
「こんな陰口言われてたよ」って、知りたくもない話を報告する人って…
人からの評価は気になるが、ネガティブな話はできれば聞きたくない。
しかも、それが単なる噂話や陰口となれば、逆に聞かせた本人に「どういうつもり?」という気分になる人が多いだろう。
しらべぇ編集部は全国の20~60代の男女1,336名を対象に、「陰口を報告されて困惑したことがある」という人の割合を調査した。
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■女子に多い現象か
全体では25.4%と4人に1人が、「陰口を報告されて困惑した」経験があると回答。
男女別では男性が20.1%に対し、女性は30.8%で、10ポイント以上女性が多い。
しかも、性別・年代別で見てみると
最多の20代女性は43.6%とかなりの割合で経験しており、最も少ない50代男性の14.2%とは30ポイント近い開きが。
また、男性だけで見ても20代は比較的高くなっており、男性で唯一全体平均を超える結果となった。
若い世代ほど「KY=空気が読めない」への嫌悪感が強いイメージがあるだけに、「陰口を本人に報告する」というKY行為を受けた人が多いというのは、意外な印象だ。
ちなみに、特徴別で見てみると
「ジャニーズオタクだ」が半数超えの53.4%、「韓流ファンだ」も半数に迫る47.3%、次いで「ダメな異性が好きだ」44.3%が高い数値を示した。
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■ただの迷惑行為
実際に「陰口を報告されて困惑したことがある」人に話を聞いた。
「ママ友の1人が噂好きな上に、聞いた話を黙っていられないタイプ。誰かが言った陰口を広めるだけでも迷惑なのに、本人に告げ口までするから、かなりややっこしいことになるんです。私自身のことは、“こういう人だから、仕方ないか”とスルーしたのですが、『Aさんがあなたのお子さんのこと、ドンくさいって言っていたわよ』と言われた時、さすがにキレました。
『それわざわざ私に言う!?』って。そうしたら『せっかく教えてあげているのに!』と逆ギレ。それをまたあちこちで話したようだけど、みんなもイライラしていたみたいで、かなりの人が『あなたに問題があると思うよ』と…それからちょっと、浮いた存在になってますね」(30代・女性)
「それほど親しくない人が『悪口を言っている』と報告してきた人がいて、正直“それ聞きたくなかったな”と。でも、その陰口を言ったはずの人と話す機会があって、『聞いちゃったんですけど、私の気が利かないから、ごめんなさいね』って感じで言ったら、トボケてるとかじゃなくキョトンとされて…。
相手も白黒ハッキリしたい人だったので、『何それ? どんな話?』と聞くから、ぶっちゃけてみたところ、私が聞かされたのと全然ニュアンスの違う話でした。そもそもそんな話をする人の神経が理解できないし、妙な陰口報告してきた人とは距離を置いたけど、本当に迷惑ですよね」(20代・女性)
仮に親切心だったとしても、ストレートに陰口を報告されたら、いい気持ちはしない。当然ながら“それをわざわざ言うの?”という、直接聞かせた本人への嫌悪感に繋がるだろう。
人づき合いへのアドバイスのような形で婉曲に伝えるならともかく、「陰」での話を明るみに出すのは、避けるべきといえそうだ。
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(文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,336名(有効回答数)