「お前だって詰め込まれてない」 太田光がゆとり世代を軽視する風潮に苦言
TBSラジオ『JUNK爆笑問題カーボーイ』内で、「ゆとり世代を批判する人間」を太田光が批判。その内容に賛同の声も。
5月16日に放送されたTBSラジオ『JUNK 爆笑問題カーボーイ』内で、太田光が「ゆとり世代」を下に見る人間に対し、苦言を呈した。
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■「お前だってゆとりだろという奴がいる」と批判
太田は番組オープニングで、「よく『ゆとり世代…』って言ってるやついるけど、お前もゆとりだったろってやついるよね」「お前もそんな詰め込まれてねえだろって」と発言。
さらに「お前だって授業なんか聞いてなかっただろ、詰め込まれてねえだろう」「全然受験戦争なんかしてない」などと猛批判を展開。これには田中裕二も「たしかそれはあるよね」と同調する。
普段から批判されることが多いゆとり世代だが、文句を言う側にも大して詰め込まれていない人が存在し、「ゆとり」があったという理論は一理あるだけに、「よくぞ言ってくれた」と思った人も多いようだ。
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■「ゆとり世代は仕事ができない」?
現在ゆとり世代も学業を終え、社会に出ている人が多くなっている。
一方で優秀なゆとり世代社員も数多く存在しており、「世代で括らないで欲しい」「一部の怠けた人間が、クローズアップされているだけ」との不満の声がある。
ちなみに、しらべぇ編集部が全国の20代〜60代の会社員経験者899名にゆとり世代の会社員について意識調査を実施したところ、「仕事ができないと思う」と答えた人は29.5%。
多いと見るか、少ないと見るかは意見の分かれるところだが、7割は「仕事ができない」とは考えていないことがわかった。やはりイメージが先行しているだけなのかも。
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■年代別で見ると…
「ゆとり世代は仕事ができない」と感じている人は、どの世代に多いのだろうか?
見ての通り、40代、50代の割合が高くなっていることがわかる。やはり世代が離れると、「ゆとりは…」と感じることが多くなるのだろうか。
なにかと揶揄されやすい「ゆとり世代」の社会人だが、今回の調査を見る限り、そこまで「仕事ができない」と思われていない。
太田光がいうように、ほかの世代でも「ダメな奴はダメ」なはず。そう考えると、世代で人を判断するのは、安直すぎるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年3月24日~2017年3月26日
対象:全国20代~60代会社員経験者899名(有効回答数)