「ダメージ写真」ってなんだ? スパムメールに仕掛けられた罠とは

コンピューターウイルスに感染させるため、添付ファイルを開かせようと、新たな手段が使われている。

2017/06/15 21:00


(©ぱくたそ)

巧妙な手口で罠にはめて、コンピューターウイルスに感染させようとするスパムメール。その中でも、あまりにも不自然なものが拡散されて話題になっている。



■警視庁も注意を促す

そのメールの件名は「//ダメージ写真」。「ダメージ写真を添付いたします、よろしくお願いいたします」との文章とともに、ワードファイルが添付されている。

ファイルをクリックして立ち上げても、画像が表示されないと思い「コンテンツを有効化」すると、バンキング型トロイの木馬に感染してしまう…というものだ。

これに対して、警視庁はツイッターで注意を促している。

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■バンキング型トロイって何?

バンキング型トロイの木馬とは、インターネットを利用した銀行取引であるインターネットバンキングを狙ったウイルスのこと。

このウイルスに感染すると、ネットバンキングで登録しているIDやパスワードを盗まれ、不正に使用できるようになってしまう。そうなれば、口座のお金を不正送金されるなど、重大な被害に遭う可能性が高い。

コンピューターウイルスは今回のような怪しいメールに添付されているケースが多いため、不審な添付ファイルは開かないことが重要だ。


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■あまりにも不自然な単語にネットは

「ダメージ写真」という斬新な単語にネットでは、「何が言いたいのだろう?」「ダメージ写真ってなんだよ」「開きたくなる」とスパムメールに疑問を持つ声や、興味を示す声も。

https://twitter.com/neet_ri/status/874909159547953152

スパムメールやコンピューターウイルスは日々進化し、巧妙な手口で感染させようとしてくる。

今回のようなメールに添付するパターンの他に、無料ソフトやゲームに見せかけてダウンロードさせるもの、サイトを開くと感染してしまうものなど多種多様。

プライベートでもビジネスでもネットを利用する現代社会。怪しいファイルは開かない、スパムメールをブロックする、ウイルス対策ソフトを利用するなど、しっかり自衛することが大切だ。

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(文/しらべぇ編集部・嘉手川 裕太

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