歩きタバコが迷惑すぎて… 「水をかけたい」と思った人は4割も
嫌煙家だけでなく、喫煙者からも少なくない同意が。ルールを守らず歩きタバコしている人は、多くの喫煙者にとっても許せない存在なのだろうか?
タバコとの向き合い方が社会的に議論される中、以前にも増して批判の的になっているのが一部の喫煙者によるマナー違反だ。
とくに「歩きタバコ」は条例違反の恐れだけでなく、「子供の顔に当たる危険がある」「副流煙による健康被害」など、他の通行人が深刻な被害を受ける場合がある。
不満がかなりたまっているのか、世の中には「歩きタバコの火を水で消してやりたい」と妄想する人もいるようだ。
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■43%が「水をかけたい」
しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1342名に調査を行なったところ、「歩きタバコをしている人を見て『水をかけたい』と思ったことがある」と答えた人は全体の4割強。
歩きタバコしながら道で10人とすれ違えば、そのうちの4人は「水をぶっかけたい」と思っているようだ。
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■喫煙者の3割も同意
次に、喫煙者・非喫煙者それぞれの結果を見ると、喫煙者でも3割は「水をかけたい」と考えていることが判明。非喫煙者に比べると15%ほど少ないものの、決して侮れない数値だ。
マナーを守りタバコを嗜む人にとっては、歩きタバコする人はもはや「自分たちの権利を奪う元凶」であり、「そういう人とは一緒にされたくない」と思っているのだろう。
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■40代男女の受け止め方にギャップも?
男女の意識差がもっともあらわれたのは40代。男性37%、女性49%と12ポイントほどの差が見られ、それぞれ男性の中で最低値、女性の中で最高値を示した。
もしこの世代に属する夫婦がいて、男性が愛煙家だった場合は、マナーを守ることを他の人以上に強く意識したほうが良さそうだ。
実際に水をかけてしまうと、それはそれで大きな「マナー違反」となってしまうため、武力行使に出る人はまずいないだろう。
あくまで「それくらいの気持ち」という調査結果なわけだが、10人中4人に嫌われてしまう恐れがあるというのは冷静に考えて酷いことである。
歩きタバコする人は「妄想の話でしょ」とスルーせず、喫煙者と非喫煙者の共存共栄という意味でも、真摯に受け止めたほうがいいだろう。
(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20~60代の男女1342名(有効回答数)