インターネット調査って誰にどうやって調べてる? ズレを抑える方法を専門家が解説
しらべぇやその他のメディアでも用いられるインターネット調査。データを適正にするために行われていることとは?
■モニター管理の基準とは
たとえば、『ニュースサイトしらべぇ』にデータ提供を行っているモニタスでも、自社基準として次のような管理を実施しています。
①アクセスパネル構築時:以下に該当するモニターはアクセスパネルに含めない
・実在しない氏名(記号のみ)
・不明住所等の登録
・重複登録
・虚偽の登録
・登録メールアドレスが無効
②アクセスパネルの定期的なクリーニング:以下に該当するモニターはアクセスパネルより除外する
・トラップ質問による不正回答者の排除(年2回)
・通常調査での常時不正回答を確認(随時)
・180日間、アンケート回答のないモニターを確認(随時)
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■ズレを抑える努力が必要
アクセスパネルの管理とは調査結果の歪みを縮小しようとする方法のひとつです。
調査の多くでは、データを収集・分析することを通じて、世の中の実態や人々の意識を把握することを目的としています。
しかしながら、インターネット調査に限らず、収集されたデータには測定しようとする「実態・意識」からの「ズレ」が不可避的に含まれます。不正な回答者はこうした実態からのズレを生じさせるひとつの原因となります。
実態からのズレを可能な限り最小に抑える方法を追及することは、調査の実施主体に求められる倫理であるとともに、アクセスパネルを保有・管理する機関も努力する必要があるのです。
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