身内には適当でも他所では別人 外面のいい人ってどう思う?
家ではダメ人間でも、外ではイイ人を演じたり、大盤振る舞いしたり…
家族や内輪の人間にはズボラな姿を見せたり、ぞんざいだったりするのに、外ではきちんと、気配りの利く人間を演じる。
また、実際は懐が寂しいにも関わらず、太っ腹な様子を見せるなど「外面のいい人」というのは少なからず存在する。
こうした人を多くの人はどう評価するのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,357名を対象に「外面のいい人をどう思う?」という意識調査を実施した。
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■かなり寛容
全体では「自分もそうだ」3.6%、「共感する」10.5%、「理解はできる」52.5%で、寛容な回答をしたのが7割に迫り、「違和感がある」21.1%、「おかしいと思う」12.3%でネガティブ派は3人に1人という結果となった。
自ら「外面がいい」という人や共感する人は少ないが、“まぁ、気持ちはわかる”という人だけで半数を超えている。
「自分もそうだ」「共感する」といった、「外面がいい」タイプの人が多い特徴を見てみると
「ダメな異性が好きだ」26.2%、「リア充だ」26.8%、「ひと夏の恋の経験がある」26.9%。
そして最も多かったのが「勝負下着を持っている」で、唯一の4割超えとなる43.1%。「勝負下着」も、ある意味“外面”のひとつなのか。
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■実がない…
「外面がいい」人に対してポジティブに感じている人、ネガティブに感じている人、両方に話を聞いた。
<いいと思う>
「正直なのも良いことですが、社会生活の中ではある程度のおつき合いとか、多少のムリをしても、自分を良く見せないといけない場面はあります。
まあ“空気を読む”のの延長に、外面よく振舞うっていうのも、あると思うんですよ。外にばかり気遣って、内側がグチャグチャになりすぎるのはダメですけど、それなりに装うのも必要だと思っています」(40代・女性)
<ダメだと思う>
「うちは両親がどちらも外面のいいタイプで、家の中はギスギスしているのに、外では上手くいっている家庭のように振舞っていたのが、すごくイヤでしたね。『実がない』という言葉を知った時に、“これはうちのことだ”って思ったことを鮮明に憶えています。
今は自分も家庭を持ちましたが、妻もそういうのが嫌いで『見栄を張るのにお金を使うなら、家族で美味しいもの食べよう!』というタイプで、本当に幸せです」(30代・男性)
おつき合いレベルなのであれば、多少のムリがあっても“仕方ない”範囲という気もするが、家の中がギスギスしても装うレベルだと、さすがに過剰な演出をしている気分になりそう。
ある程度は受け入れられている「外面のいい人」ではあるが、ほどほどにしておかないと、本当に大事な人の信頼を失ってしまうのかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・くはたみほ)
調査期間:2017年6月2日~2017年6月5日
対象:全国20代~60代の男女1357名(有効回答数)